「LEXUS DESIGN AWARD 2015(レクサス デザイン アワード)」入賞作品発表
2015/02/18 UPDATE
Vol.2メンターインタビュー:アーサー・ファン氏、プロトタイプ制作作品「Diomedeidae」
- アーサー・ファン氏
MINIWIZ
www.miniwiz.com
「Diomedeidae」のメンターは、昨年に続き2回目の参加となるアーサー・ファン氏。環境に配慮した素材、建築モジュール、設計を手掛けるMINIWIZ社を2005年に創業した建築家・エンジニアの彼は、今回のLEXUS DESIGN AWARDをどう見たのか?
「“Senses”という様々なことに通じるテーマであったために、応募作品も非常に多様性に富み、幅広いデザインが集まっていました。そんな中で『Diomedeidae』を選んだのは、テクノロジーとエネルギーを生み出す新しい方法として、最も興味深かったからです。芸術的手法を探求する一方で、テクノロジーを用いたアプリケーションに可能性を感じました。」
受賞者(Daiki Nakamori, Adriano Alfaro, Gaetano Mirko Vatiero)と作品について聞いた。
「2名がイタリア人、1名が日本人という国際性に富んだグループで、さらに2名がデザイナーで1名がエンジニアという構成は、専門分野を超えたコラボレーションが可能な、とてもユニークなグループだと思います」
「とても美しく、また建築物としても大きな可能性を秘めている、というのがこの作品の第一印象でした。個人的には、彼らがこの作品を追及することができれば、将来的には未来に向けた作品がたくさん生まれるだろうと思っています」
4月のミラノまでの進行について聞いた。
「私は、こんなに多様な才能を持ったグループを指導するのは初めてです。彼らの多様性を活かしながら、同時に個人の役割と責任を明確にしながらこのプロジェクトを進めなければならないので、そういった意味では私自身にとっても、昨年以上にチャレンジングな取り組みになると思います」