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子供を対象とした番組に出演する、永遠に少女のような容姿の仏歌手Chantal Goya(シャンタル・ゴヤ)が、今から20年程前に、Mamie Novaの歌った歌詞を見つけた。
“食いしん坊の国には
子供たちと一緒に、おばあちゃんが住んでいる
子供たちが好きなものを
いつも愛情たくさんにつくるのよ
朝食、昼食、午後のおやつ
おばあちゃんは、お気に入りのデザートを持ってきて
家は幸せでいっぱいになるのよ
これは素晴らしいこと
だって、みんなが幸せになるから
誰にお礼を言うの? 誰にお礼を言うの? 有難うMamie Nova
年中あなたと一緒にいれば、100点満点をもらえるのね
試験でも、人生でも、あなたのお陰で
有難うMamie Nova
誰にお礼を言うの? 誰にお礼を言うの? 有難うMamie Nova”
ある節によれば、Mamie Novaは今年で74歳を迎える。架空の人物でありながら、スーパーを居住とする庶民的な存在だ。
グルマンデザートについている折りたたみ式スプーンは、Mamie Novaからの消費者への貴重なメッセージに思えてならず、こんな替え歌をリメイクしてみた。
“大都会のスーパーには
消費をあおる演出に、無数の商品が並んでいる
消費者たちが欲しいものを
いつも何でも揃えているのよ
朝から晩まで
いつでもどこでも
スーパーは、お気に入りの商品を用意している
ここに来れば何でも買えるのよ
これは素晴らしいこと
だって、みんなが幸せになるから
誰にお礼を言うの? 誰にお礼を言うの? 有難うスーパー
年中消費者の欲望に応えて
この手で、あの手で、消費者を誘惑するのね
有難うスーパー
誰にお礼を言うの? 誰にお礼を言うの? 有難うスーパー”
しかし、消費社会に操られて生活をする都会人ほど、自由を失った者はいないかもしれないと感じる。
【 写真 10〜11 】
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【 10 】
当分の間は、愛用されると思われる
【 11 】
※写真は全て ©Kaoru URATA
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