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一年に二度開催されるMacef（マチェフ）の見本市。キッチン用品、生活雑貨、ギフト商品、アクセサリーの見本市である。今年の秋のマチェフは9月5日から8日までの3日間開催された。4月に行われるSalone（サローネ）に比べると、マチェフはやはり賑やかさにかけるのは認めざるを得ない。また同時期の9月5日から9日に行われたパリのMaison & Object（メゾン＆オブジェ）もあったことから、来場客に響いていたようだ。
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今回はAlessi（アレッシ）が単独でブースを設立していたことが注目される。 【写真１】 場所はメインの入り口のちょうど反対側にある入り口付近に位置する。ブースの外観デザインはAlessandoro Mendini（アレッサンドロ・メンディーニ）が担当。細長い長方形で正面と反対側のファサードに、ALESSIの大きな文字パネルがつけられ、レッド、オレンジ、ライトグリーン、ブルーのそれぞれのパネルがパズルのように組み合わされ、ブースのファサードを飾っていた。ブース内は４００平米とかなりの広さである。ミラノの見本市は、会場内がわかりづらいことで有名だが、Alessiのブースは入り口をそのまま進む方向に位置していたため、来場客にもわかりやすかったようである。外観がAlessiらしい色彩を放ち、無彩色の会場内に彩りを添えていた。
今回は久しぶりに大物新作の登場といった感じを受ける。というのも、アレッサンドロ・メンディーニのデザインしたAnna G（アンナG）のワインオープナーに、よき相手役が登場したのである。 【写真３】 名前はSandro M（サンドロM）。旦那と言おうか、彼氏と言おうか、彼女の相手役である。Anna同様のチャーミングなフェイスを持つキャラクターである。カラーはレッドとホワイトのコンビネーション、ドット模様、ゼブラ模様など６種類あるが、その形のキュートさで市場を賑わすのは間違いないだろう。又、ギフトセットとしてAnna GとSandro Mも登場している。 【写真５】
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もうひとつの特筆は、Alessi初の子供用食器シリーズの登場である。 【写真６】 『えっ、今までなかった？』と思うのだが、意外にも今回が初めてである。子供用の食器を出しているメーカーは多数あるが、案外難しいテーマの分野である。ともすれば単に幼稚なキャラクターを食器にプリントし、サイズを縮小するだけにとどまってしまうのがこの分野の大半を占める。Alessiの子供用食器はグリーン、ピンク、透明色の３種類のバリエーションで展開されており、スプーンやフォークのカトラリー類は持ち手のところにふくらみをもたせ、テーブルに立たせることができるようになっている。食事をする間、とかく気が散ってしまう子供達にとって、食事をするということが楽しい行為だということを教えられそうなカラーの配色のシリーズである。他にはチーズフォンドュセットやキッチンスケールなど数種の新製品、カラーの新バリエーションが多数出ており、まだまだAlessiの人気は続きそうな気配である。
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