祖母から譲り受け継いだ大切な母親の着物をいつか着れる日を思い浮かべ、それに似合う簪を制作した。デザインモチーフには日本の四季にかかわる花として、桜、菖蒲、朝顔、鷺草、紅葉、蝦夷菊、南天、福寿草を用い、銀線による有線七宝と銀板を組み合わせて表現した。