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さて、ここでひとまず、その場に居あわすことができなかった方の為に、簡単にイベントの内容を解説しよう。
先ず、イベントの開幕を知らせる合図となったのは、氏の作品であるPharaohのオブジェクトを組み合わせてデザインされたシャンペンタワーの演出である。突如、デザインの祭典とは場違いとも思われるドラッグクイーンが登場し、シャンペンタワーにMoet&Chandonのシャンパンを並々と注ぎ、そのグラスを観客に配るのである。高価にして、芸術作品に飲み物を注ぐという、一般的には禁卑的な行為が行なわれるのであるが、その意外な演出が氏の作品の美しさをよりよく引き立たせる。それと時を同じくして、金箔を施したチョコレートケーキを入れたPharaohシリーズの容器を持ったスタッフが会場内を周回する。

ここでひとつ、木村浩一郎氏の言葉を挿入させてもらおう。
「かっこ良くなければ意味が無い。」のである。

その後もあっと言わせる、エキシビジョンとしては異例の演出が行なわれる。Jazzバンドによる演奏、S&Mショー、、、。形に乗っ取った中での見栄の張り合いとも言える、ありきたりの演出合戦の中において、氏のエキシビジョンが特殊且つ、刺激的、印象的であることは言うまでもない。
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Party
パーティーの開幕を告げる、ドラッグクイーンによるパフォーマンス。
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Party
私自身もシャンペンを注がせて頂きました。
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