桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー

COLUMN 樹幹通信 桐山氏の近況やデザインの話題をお届けします

2005年12月

ブースデザインは式地香織さん、グラフィックデザインは粟辻デザイン。ブースデザインは式地香織さん、グラフィックデザインは粟辻デザイン。

あっという間に一年が過ぎ去ろうとしている。早いものだ。最近の仕事としてはブランティングのプロジェクトに関わることが多い。企画レベルでは差異がわからない内容をどう差別化するか、プロデュースするかちょっと自信が芽生えている。今回は書けないが、次号では手掛けているプロジェクトをお話できると思う。

また、最近企業の展示会をデザインすることが多い。これも広義にはブランティングの一環である。写真は、10月に横浜パシフィコで開催されたPDF展の様子である。スペースデザインは、伊東豊雄事務所を卒業した式地香織さんにお願いした。式地さんとはイタリア年のデザイン展を一緒に手掛けたチームメンバーの一人なので気心が知れている。自由に基本設計をしていただいたのだが、さすが伊東事務所のOBだけあって、これまでにないデザインを提案してくれた。展示会をオリジナリティの高いものにするか、廃材をださないエコ展示にするかは今日大きなテーマであるが、今回は前者を選択し、新しい試みができた。11月11日に安藤忠雄さんのセミナーをコーディネーションした。講演終了後、安藤さんとジョージ・国広さんの三人で夕食。東京の建築について、意見交換でき刺激的なひと時でした。

2005年11月

12世紀に設立されたナポリの絶景が楽しめるCastel dell'Ovo(卵城)で、森ひかる、マウリッオ・ジットの両氏12世紀に設立されたナポリの絶景が楽しめるCastel dell'Ovo(卵城)で、森ひかる、マウリッオ・ジットの両氏

10月のビッグニュースは、関康子さん、西山浩平さんと一緒に執筆した「ニッポンのデザイナー100人」が朝日新聞社から17日に発行されました。好調な売れ行きとのことで1週間足らずで重版決定。睡眠を削っての作業だったので安堵しています。編集部の谷さんご苦労様でした。

風の盆で有名な八尾でイタリアからファビオ・ボルトラーニ氏を招聘してアート展をコーディネート、9日の午後には陣内秀信(法政大学)教授や宮口(早稲田大学)教授らとフォーラムでパネラーを務める。独自の地域文化を再確認する有意義な会でした。13日からイタリアへ、土日の休日を利用してナポリへ飛ぶ。79号で紹介した森ひかるさん、マウリッオ・ジットさんの建築を視察するのが目的。しかし、お二人の粋な計らいでナポリ、アベリーノ、アマルフィ海岸へのドライブと美食に大満足。持つべきはよき友を実感。南イタリアは、本当にきれいな所です。26日は富山のプロダクトコンペティションの選考審査会。現デザインを支えている26名を指名させていただいてコンペを実施。デザイン賞は隙のないプレゼンテーションを行った澄川伸一さんに決定。しかし、これだけのメンバーが富山に集まっていることに我ながら大満足。本当にみなさん、ありがとうございました。

2005年10月

左から選考委員の名児耶さん、廣田さん、安藤さん左から選考委員の名児耶さん、廣田さん、安藤さん

日本には各地に美しい寺があるが、私は曹洞宗高岡山瑞龍寺が一番好きなお寺である。この寺は加賀二代藩主前田利長公の菩提をとむらうために1643年から20年かけて建設された。現在、国宝、重要文化財に認定されている。9月13日、デザイナーを26名指名して行ったデザインウエーブの一次選考会を終え、名児耶秀美さん、廣田尚子さん、Pen編集長の安藤貴之さんら選考委員とこの寺に立ち寄った。幸い訪れる人は少なく、私たちはタイムスリップして、暫し選考会の疲れを癒した。尚、今月26日には参加デザイナーのプレゼンテーションを含む最終公開選考会とnendoの佐藤オオキさんと名児耶さんの対談も予定している。

今月はこれまでにも増して忙しい月だった。相変わらず国内外の出張も多く、パリのメゾン・ド・オブジェにも足を運んだ。秋から来春にかけて発表を行う様々なデザインプロジェクトの準備や、2年後を予定している展覧会の仕込みなど、自分でも感心するくらい守備範囲が広い。それだけデザインの場が広がっているともいえる。併せて、朝日新聞からの依頼でデザイナー本の発刊に向けて、西山浩平さん、関康子さんの三人で執筆している。実はこの執筆が遅れ、遅れを取り戻すべく根性を入れて睡眠3時間の毎日を2週間続けて脱稿した。いゃ正直本当に大変だったが、関係者には大変迷惑をかけてしまった(反省)。さて、気持ちを引き締めて過密なスケジュールの今月を乗り切りたい。

2005年9月

8月26日に行われた展示発表会でデザイナーの菰田和世さん8月26日に行われた展示発表会でデザイナーの菰田和世さん

私はガラス造形が好きで箱根のラリック美術館や諏訪の北澤美術館など、国内主要施設からヴェネチアのガラス工房まで足を踏み入れている。さて茨城県竜ヶ崎にカガミクリスタル創立者、各務鑛三氏の小さな美術館がある。ここに展示されている作品は緻密で大胆な作品が多く、完成度は非常に高い。1937年開催のパリ万博での金賞を初め、世界のあらゆる権威ある賞を受賞したのも頷ける。同時に日本の創始者たちの底流に流れる「心技体」を実感することができる。このカガミクリスタルからの依頼で、1年数ヶ月を要してデザイナーシリーズを完成させた。現場に流れる心と技の継承と現代におけるクリスタルの接点を模索し完成したのが「Benedetto」である。デザインは、繊細な情景を作り出すのに長けている菰田和世さん(ミラノ在住)にお願いした。現在は、東銀座、中部国際空港のセントレア、大阪の三箇所のショールーム&ショップのみの展開である。ご興味のある方はご覧下さい。

こうした脈々と流れる日本のモノづくりのリソースを今日的な価値に再生しなくてはならない。また、こうした仕事はデザイナーの本領が発揮できる場でもある。

2005年8月

文中で紹介したメンバーのほか、色彩デザイナーの小倉ひろみさん、インテリアデザイナーの森美香子さんら二十数名が集まった。文中で紹介したメンバーのほか、色彩デザイナーの小倉ひろみさん、インテリアデザイナーの森美香子さんら二十数名が集まった。

8月1日建築家の三沢亮一さんのお誘いで、神宮外苑花火大会を鑑賞する会が開かれた。3年前にイタリア貿易振興会のご招待で、イタリアの建材を1週間に渡って視察したメンバーらが顔を合わせた。日本設計の崎山茂さん、三菱地所設計の田村誠さん、建築家の寺田尚樹さん、インテリアデザイナーの南部昌亮さんらである。帰国中の蓮池槇郎さんもお連れした。須藤洋子シェフの作られるイタリア料理を味わいながら至福の時が流れた。数日前には食環境プロデューサーの木村ふみさん宅にお招きいただき、深夜までホームパーティを楽しんだ。最近ホームパーティに参加して、しみじみ都心居住のあり方が変わりつつあることを実感する。プライベート色の強かった住宅のバリアーがじょじょに緩やかになり、こまかな仕切り壁が取り除かれ、キッチン、リビングが一体化したセミパブリック空間が豊かさを演出する。気の合う仲間たちとの情報交換や互いの頑張りが適度な刺激を生み、個人の意外な側面(料理がうまいとか)を知る機会となり、ホームパーティは商業施設では味わえない心地よさがある。こんな経験が暮らしのデザインを変えていく。

2005年7月

現代美術国際展示場のメインストリート、右下の作品はスペイン人アーティストJuan Munoz現代美術国際展示場のメインストリート、右下の作品はスペイン人アーティストJuan Munoz

毎日をフルスケジュールで動いている私に突然空白の時間が生まれた。ミラノ滞在48時間でチッテリオ事務所で建築の打合せ、蓮池槇郎邸で新製品の撮影、ブランド会議、ブルガリホテルで10月にミラノで行う展示会の打合せ、ミラノブランチの打合せ、菰田和世さんの新製品発表の打合せを終え、中央駅にタクシーを飛ばし、列車でヴェネツィアへ移動。翌朝、ヴィエンナーレを2時間視察してマロコポーロ空港へ向かったのだが、旅行会社の予約ミスで搭乗できず。かなり落胆したが、突然生まれた一日を気を取り直してエンジョイすることにした。

新たにホテルを予約し、気温32度の炎天下直射日光をいっぱいに浴びながら歩き回る。時間の関係で行けなかったアーセナレ会場を見る。現代アートを見ていると二つのことに気がついた。一つは、映像表現に依存しすぎた作品が多かった最近の傾向に歯止めがかかり、アーティスト自らの世界観(思考と表現)に手わざ感が戻ってきた。特にフランス館には感動した。また一つは産業文化にアートが大きく寄与していることをここでも実感した。企業戦略にアートは欠かせない時代が来ている。

さて、いよいよ帰ることができる。今月は特に忙しい。14日から新宿OZONEで始まる「夏の大茶会」の運営ディレクションを行う為、一週間かかりきりになる。お時間がありましたらプラチナの茶室を見に来てください。

2005年6月

グランプリは、芦田秀一さんの「jellyfish」グランプリは、芦田秀一さんの「jellyfish」

5月12日、東京デザインセンターで積水デザインコンペの最終公開審査会が開催された。審査委員は、廣田尚子さん、名児耶秀美さん、積水の開発本部長の角山正和さんと私の4人である。過日応募デザイン四百数十点から10点を選考し、今回10人のデザインを公開で審査する会であった。私は一作品7分と定められたプレゼンテーションに耳を傾けた。そして、「このデザイナーはどんな問題意識からこのデザインに到達したのか」、「このデザインは良いが、次も期待できるデザイナーなのか」を考えた。プレゼンが終わり、その時点で私なりにグランプリ作品を決めた。当日、会場にいらしゃった方はご承知のようにすべてはっきりお話した。最後の賞の決定は、別室の予定だったが最後まで公開で審査することを希望し受け入れられた。審査委員が何を評価するのか、このことを知っていただく良い機会となったと思う。審査後、参加デザイナーやお会いしたデザイナーが口々に刺激になったと感想を漏らされた。デザイン力、企業力が試され、ぶっかる公開審査は極めて健全だ。

2005年5月

蓮池邸の中庭で、蓮池さんと奥さんのフランカさん蓮池邸の中庭で、蓮池さんと奥さんのフランカさん

JDNでのサローネ特集を初め、さまざまな媒体で紹介される記事によりミラノが日本村と化した事はすでに速報済みである。では何故デザイナーだけではなく、企業までミラノで展示会を行なうのだろうか。それは日本が企業内デザイナーによって構成されていることと、国際的な舞台でのデザインの評価が必要とされていること。モノデザインだけではなく、空間を構成する他のデザインとの相関性が必要となっていることなどが上げられる。そして、何よりミラノサローネが一流の目利きが集まる場であることが大きな要因である。世界広しといえども世界のデザインを動かすトップデザイナー、企業の代表者、メディアがこれだけ集まる機会はない。個人的には大衆化しているミラノサローネともおさらばして、もっと客観的な分析できる場に移行したいと思いながらも、ミラノサローネからは逃れられない。その理由は、この機会に出会う友人・知人が多いからだ。4/13の夜は手掛けたLEXUSの会場トリエンナーレ・テアトロの入り口で5時間来客対応した。ここで久しぶりに再会する知人が多く、中には空港から直行してくれた友人もいて感激、この場を借りてありがとうございました。

延べ10泊の滞在中に2日間は自由な時間が持てた。その機会にナビリオにある蓮池槇郎さん宅を訪問した。中庭の老木の藤棚は見事であった(写真)。夕暮れのひと時、温かいおもてなしにも感激。この秋には蓮池さんと一緒に手掛けている新製品を発表予定。ブルガリホテルの建築でさらに評価が高まったアントニオ・チッテリオさんに依頼しているプロジェクトも現在進行中。世界のトップレベルとご一緒する時間は、なによりのカンフル剤である。

2005年4月

アルマーニカーザストアのエントランスで、左より建築家・安藤忠雄、ジョルジオ・アルマーニ、インターオフィスオーナー原田孝行の各氏アルマーニカーザストアのエントランスで、左より建築家・安藤忠雄、ジョルジオ・アルマーニ、インターオフィスオーナー原田孝行の各氏

今月もいろいろ飛び回りました。3月4日、ステファノ・ジョバンノーニのお宅にお邪魔して、15名で深夜までホームパーティ。ジェームスや伊藤節さんなど知り合いの顔もありましたが、ミラノのデザインがどこで深まっているのかを直視。夫人のエリーザの料理は、最高でした。成田から六本木ヒルズに直行して、DMNでデザインプロデュースのレクチャー。3月10日には悲しいニュースがありました。突然「Design News」が休刊になりました。269号の歴史を持ち、日本のインダストリーデザインの発展と共に会ったあったメディアの休刊は至極残念。エネルギッシュな山田裕一編集長ご苦労様でした。新たなチャレンジをしてくれるものと信じている。3月18日の私のパーティには120名ものデザイン関係者が集まってくれました。4月1日の朝、インターオフィスが新たに手掛けるアルマーニカーザストアの発表会がありました。裏原宿に現れた新スポット。それも安藤忠雄氏の建築、アルマーニの家具・インテリア、バイタリティ溢れる原田氏の経営戦略に感服。イタリア本国では投資家にB&Bを初め家具メーカーがどんどん買われている。ますます資本力が必要となっている。業界地図が変わりつつあるサローネ取材に9日から出発。ミラノに10日間滞在し取材活動を行なう予定。

2005年3月

2/18 講演する中村政人さん2/18 講演する中村政人さん

今月は東京芸大助教授で美術家の中村政人さんと富山にご一緒した。1月に世田谷でセミナー講師を依頼したのだが、その向かうべき姿勢に刺激され再びお誘いした。生れながら優れた才能を持つ芸術家は多いが、加えて中村さんは自分のスタイル(環境→観察→発見→調査→検証→計画→実現→環境)を確立している。そして、観察眼に長け、構築と創造を繰り返し、伝播の可能性も考え、規模に左右されること無く実行する情熱を持つ。稀な方だ。是非、何かプロジェクトをご一緒してみたい。

現在、数社のブランディングのお仕事を頂戴している。一概にブランドづくりといってもデザインだけではなく、企業の中長期にわたる経営戦略と核となる人材の有無に深く関係する。本日、2月28日の日経新聞「私の履歴書」に書かれていた文面が目に留まった。筆者ピーター・ドラッカーは、「コンサルタントが組織の一部になったら有害でしかない」と綴っている。確かに、今の自分には強烈に響く言葉であった。とかく協調路線を探り勝ちだが、外部の存在や価値はチームになることではない。更なる研鑽に向けてギヤをシフトしなくてはならない。

さて、日ごろの感謝とお詫びを込めて、3月18日の18時から横浜のポートサイドギャラリーでギャラリートークとパーティを開催する。これは、「FIVE JAPANESE DESIGNERS IN ITALY イタリアでデザインの仕事をするということ」という展覧会の一環のイベントである。当日、トークの後に寺田尚樹さんにカルパッチョを料理していただき、私は生ハムを大量に切って振舞う予定。お時間の許す方は、デザインパーティに来て下さい。

2005年2月

規模大にして質伴わず「イタリア・フェスティバル in 東京ドーム」の会場規模大にして質伴わず「イタリア・フェスティバル in 東京ドーム」の会場

1月9日、本日から始まる「イタリア・フェスティバル in 東京ドーム」にイタリアから来た二人の友人と三人で出かけた。会場に入るのに待つこと30分。長者の列に並びやっとの思いで入場。展示を見るなり心の底から怒りが込上げてきた。近年まれに見る期待はずれのイベント。すべてにおいて中途半端。どうしたらこんなことが出来るのか、信じなれない光景であった。こんな場所にイタリアの権威ある「コンパッソ・ドーロ」が展示してあるのも寂しかった。ミラノのトリエンナーレの展示とは雲泥の差。友人も呆れ顔、デパートの物産展以下と痛烈な批評が飛び交ったが、その後のマスメディアの過大な報道に怖さを感じた。気を取り直して丸ビルで行われていた「日本クラフト展」を見る。クラフトマンの質の高さに脈、平常値に戻る。

1月16日、クライアントのご招待で両国の国技館で大相撲初場所を観戦。LEDの電飾化粧まわしを見て、古き伝統社会にも進化が押し寄せていることを実感。同時にデザインのよき勉強にもなった。お茶屋さんからもらった魁皇の名入りプラスチックコップは、歯磨きコップとして愛用中。サイズがジャストサイズ。1月30日上映中の「オペラ座の怪人」を観賞。実は大のミュージカル好きでロンドンのハー・マジェスティーズ・シアターに三回足を運び、青山の子供の城でケン・ヒル版も見ている。ロイド=ウェーバーのファンでもあるが、映画でも多彩であることを確認。そして主役の三人が吹き替えナシと聞いてびっくり。サラ・ブライトマンとは違う、エミー・ロッサムの清潔感ただよう美声も見所聞き所。観賞をお勧めしたい。

2005年1月

年末年始の出来事写真年末年始の出来事写真

2005年最初のメッセージである。姿勢を正してデザインが企業戦略の核になる(より現在化する)年にしたい。デザインが文化領域に発展する年にしたい。そして楽しく、面白く、頑張りたい。昨年は忙しい年であった。スタッフとの打ち合わせの時間も満足に取れないほどであった。したがって交友関係はますます広がり、今日に至っても年賀状の執筆に追われている。本当に多くのデザイン展のご案内や著作物をお贈りいただき、満足に足を運べていない、礼状も失礼していることをこの場を借りてお詫びしたい。

そんな事もあって、正月三箇日は完全に仕事を忘れることにした。携帯やメールにも触れない生活がどんなに開放的か実感。懲りずにまた購入したipodminiにBOSEのヘッドフォンを耳に当て、押井守監督の「イノセンス」のサントラ盤で主題歌を歌う、伊藤君子さんのアルバムを聞きながら都心を散策する。手には松葉一清さんからいただいた「新建築ウォッチング」がナビゲート。本当に東京は凄い都市になったことを実感する。久しぶりに東京フォーラムにも足を運び「レーニングラード国立バレエ」を鑑賞。ソリストのイリーナ・ペレンの美しさに魅せられるものの解釈や切れ味はいま一つ。1980年当時のミハイル・バレシニコフ率いるアメリカン・バレエ・シアターの優美な動きや醸し出す雰囲気が懐かしい。休憩の合間は、隣席したオバちゃん軍団のおせち料理やら紅白歌合戦の話題でボルテージは最高潮に達する。まぁいいじゃない、文化を大衆化する大事な人たちなのだから。しかし、繰り返すが東京は凄い都市になった。年齢性別問わず、かなり高度な人種の集合都市になった。さぁ、この東京をどう料理するか。最高のデザインスタジアムが整いつつある。楽しみな年だ。