日本そして世界のアートシーンを切り開いてきたアーティスト・村上隆。1992年3月号の特集「ポップポップ╱ネオ・ポップ」での鼎談に始まり、2012年4月号のカタール・ドーハでの個展「Murakami - Ego」まで、過去20年に渡り美術手帖に掲載されてきた、村上隆の記事を一冊に収録。

2回の大特集から、小特集、インタビュー、対談・座談会、展評、海外ニュース、書評、さらには村上隆を評した関連論考、主催するGEISAIの小冊子まであらゆる体裁の記事を再掲載した本書は、現代美術シーンの一断面を活写した研究資料でもある。

過去20年を振り返るインタビュー「村上隆、当時を語る」を所収。

【著者紹介】村上 隆（むらかみ・たかし）
1962年東京生まれ。アーティスト、有限会社カイカイキキ代表。
93年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2010年パリ・ヴェルサイユ宮殿での「MURAKAMI VERSAILLES」、2012年カタール・ドーハでの「Murakami - Ego」ほか、世界各地で大規模な個展を開催。2002年アートイベント「GEISAI」をスタート、国内外でのギャラリー運営なども行う。