センス良く、心地良く、快適に暮らすことができる住まいのつくりかたを、イラストと写真で分かりやすく解説した「家づくりの図鑑」である。

現在の住宅は、キッチンで勉強したり、納戸で読書にふけってみたり、寝室で食事をしたりと生活様式が多様化しており、LDK、寝室、水廻り、納戸といった、昔からある部屋名ではくくれなくなってきている。そこで、部屋名と住まい手の行為を再定義し、そこから家づくり＝デザインすることで、そこでの生活は一層魅力的なものになるはずである。著者のこのような「住まい」を再定義する考えに基づき、本書は「間取り」「素材」「細部のこだわり」などのテーマごとに家づくりの新しいルールが学べます。もちろん新しいことばかりではなく、家づくりの普遍的な仕掛け（動線、視線、通風、日射などの仕組みなど）についても、間取り図などを使ってその理屈がわかるようになっている。

家づくりを考えている方から、建築を学んでいる学生、そして実務家の方まで十分に満足いただける構成・ボリュームになっているので、オススメ！

■主な目次
Chapter1　住宅デザインの基本
Chapter2　自分だけの極上空間を求めて
Chapter3　空間を構成する要素
Chapter4　究極の細部をデザインする
Chapter5　進化する住宅素材
Chapter6　ワンランク上の住空間をつくる方法
などなど