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陰影論 デザインの背後について

陰影論 デザインの背後について

新たなデザイン思想の誕生

著者 戸田ツトム
発行 青土社
仕様 B6判変型 254頁
ISBN 978-4-7917-6606-2
価格 1,995円(税込)

陰影論 デザインの背後について

速度と効率最優先の資本主義とデザインが、自然と環境を廃墟へと導く。運動/静止、強さ/弱さ、表層/深層と、見失われた微妙な空間に潜む“陰影”の豊かなダイナミズムを、デザインは捕捉・蘇生し、新たな社会を構築できるか―。

ノイズと構造の入り混じるエディトリアルデザインによって人文書棚の風景を常に先導し、『森の書物』『Adaly 重力のほとり』などの著作でDTP、CGの可能性を追求し続けるグラフィックデザイナー、戸田ツトム待望の新著。自身が編集・デザインを務める『d/SIGN』誌での連載のほか、近年の論考を収録。

「陰影」「ハーフトーン」「表面積」などのキーワードを通して、我々は彼の造本にも通じる予兆性に満ちた世界へといざなわれるだろう。

【著者】
戸田ツトム(とだ・つとむ)
1951年東京生まれ。グラフィックデザイナー。神戸芸術工科大学教授。エディトリアルデザインを中心に活動し、現代思想書をはじめとする造本装幀多数。 1989年『森の書物』の刊行によりDTPの可能性をいち早く国内外に示した。そのほか、ハイビジョン映像やデジタルコンテンツの制作、新聞・雑誌のアートディレクションなども多く手掛ける。

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