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■ パリのギャラリーから
Jeux de fruits （Galerie fraich'attitude 2004年4月27日〜5月4日迄）
ギャラリー フレッシュアティトュードで開催される展示会テーマは、「食」に関するものだ。ちょうど1年前にも、第8回目のレポート A TABLE ! 「さあ。席につきましょう！」でも紹介したギャラリーである。
「果物のゲーム」という意味の本展示会に参加した料理人やアーティストの中でも、Kraï（タイランド）は、包丁とはさみで巧みにすいかやメロンを変容させてしまう。スコタイの伝統あるお供えものとしての果物や野菜芸術は、我々の目を奪うものである。 【 写真 19〜23 】
「デザイン」という名のもと、他人と異なる商品を求める消費者は、情報を頼りに、労を惜しまず足を運ぶ。「食」という名のもとで、イベント会場は満員になる。双方がドッキングした企画は、興味と胃袋をターゲットにしたもので、生活に密着している。だからこそ、このご時世にぴったりなテーマである。
2004年5月1日、EUメンバーは正式に15カ国から25カ国になった。人口で表すと、750万人増である。これによる国交間の画一化がなされる訳ではないが、ますます雑多な味覚を共有できる機会が増えるだろう。ヨーロッパの旅は、ユーロ通貨でますます美味しくなることが予想され、空腹感を覚えずにはいられない。
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【 19 】
Kraïの制作風景 ©Galerie Fraich'Attitude
【 20 】
かぼちゃやスイカの作品
※写真は記載されているもの以外全て ©Kaoru URATA
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