さまざまなスパイス
友達や近所にある本格カレー屋さんの影響で、2017年からカレーにハマりだしました。スパイスは夏頃から買い始めて、今では家に20種類くらい常備しています。
毎日の疲れをどう取るか考えたときに、1回1回の食事の質を高めたほうがいいと思って。いつもお店で食べられるわけでもないですし、美味しさの理由もちゃんと知りたかったので、自分でカレーを作るようになりました。
どうやら私は香りや風味に癒やしを感じるみたいで、スパイスの香りを嗅ぐだけでも肩の力がふっと抜けるんです。和食ではなかなか味わえない香りや風味は新鮮で、身体が元気になるんですよね。カレーはさらにその調合の過程が楽しくて、「あの味はこうしてできていたんだ!」って知るたびにとても嬉しくなります。
特に私のカレー概念を大きく変えたのは、ノストスブックスのある松陰神社前エリアにほど近い、インディアンカンティーン・アミ。アジアのカレーといえば刺激的なイメージしかなかったのですが、野菜や豆の美味しさが溶け込んだ優しい味わいが、泣けるほど美味しいんです…!
その他にも、三軒茶屋のシバカリーワラで食べたキャベツのアチャール(お漬物)の美味しさに感動し、そこから副菜にも挑戦しはじめました。レシピは、好きなお店のブログや掲載記事の他に、『南インド料理とミールス』というナイルレストランの本も参考にしています。
スパイスは、目黒にあるマヤバザールや、アメ横のスパイス店からオンラインで購入しています。よく使うのはターメリックや唐辛子、カルダモン、コリアンダーなど。カルディも少量サイズが充実しているので、結構利用しています。
ちなみにスパイスを入れているのは、ノストスブックスの斜め向かいにあるケーキ屋さん、メルシーベイクが作っているスイーツの空きビンです。ここのスイーツもとても美味しくて、ついついビンが増えちゃって…(笑)。もともとは、レアチーズケーキや牛乳プリンが入っていました。ノストスブックスにいらっしゃる際はぜひ、アミとメルシーベイクも巡ってみてください。
■いま探しているもの・欲しいもの
保温・密閉がしっかりできる、カレーのためのお弁当箱が欲しいです。カレーは基本的に朝作っていて、そのまま朝ごはんとお昼ごはんにも食べています。持ち運ぶにはタッパーだと冷めちゃうし、匂いや漏れも気になってしまうので、スープジャーかアウトドア用のステンレス製のものあたりを狙っています。

- nostos books ディレクター 山田友佳里
松陰神社前の古書店「nostos books」のディレクター/エディター/キュレーター。写真、アート、デザイン、音楽、日本酒、おでん、カレーを求めて徘徊。金沢出身。