ミラノサローネ特集 さまざまな企業やデザイナーの出展情報や見どころを紹介
Wallpaper* Handmade ─ エマニュエル・ムホー
エマニュエル・ムホーがドイツSchonbuch社とコラボによる新作「Mille-Feuille(ミルフィーユ)」を発表
2013/04/24
JDN編集部
Wallpaer誌主催により、クリエーターとメーカーをマッチングさせ新しい作品を発表する企画「Wallpaper Handmade展」が、ミラノサローネ期間中、Repubblica駅近くのLecletticoにて開催された。招待クリエーターとして参加したエマニュエル・ムホー(emmanuelle moureaux architecture + design)が、ドイツの家具メーカーSchoebuch社とのコラボレーションによる新作を発表した。
レイヤーで表現した新作家具「ミルフィーユ」
東京在住のフランス人建築家、エマニュエル・ムホー(emmanuelle moureaux architecture + design) は今回がミラノサローネ初参加。Wallpaperに招待クリエーターとして指名され、ドイツの家具メーカーSchoebuch社とサローネのための特別なプロダクトを作ることになった。
発表した新作は「Mille-Feuille(ミルフィーユ)」。建築設計を手掛けた東京・巣鴨信用金庫志村支店のコンセプトである「レイヤー」を別のスケールであるファニチャーで表現した作品だ。レイヤーの枚数によって、ファニチャーの高さが変わり、マルチカラー21枚を重ねたキャビネット、グリーンブルー系の12枚でサイドキャビネット、イエローピンク系の8枚でローテーブルなど展開はさまざま。紙のように色のレイヤーが空間に飛んでランダムに重なり合ったオブジェのようだが、レイヤーが隠れ引き出しになっており家具として機能するようになっている。
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Wallpaper* Handmade at Leclettico 開催概要
開催期間 | 2013年4月9日(火)~13日(土) |
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参加クリエイター | エマニュエル・ムホー |
会場 | Leclettico , Via San Gregorio 39, Milan |
公式サイト | http://www.wallpaper.com/ |
emmanuelle moureaux
東京在住フランス人建築家・デザイナー。
日本古来のデザインを現代にも活かしたいという想いから、伝統的な間仕切りにヒントを得た色とりどりのパーティションシリーズ「色切/shikiri」を編み出す。その「空間を色で仕切る」というコンセプトから、色を平面的ではなく三次元空間を形作る道具として扱い、建築、インテリアデザイン、プロダクトデザインまで幅広く手掛ける。
http://www.emmanuelle.jp/