第87回斉藤ダイスケ(デザイナー)
[桐山登士樹の推薦文]
斉藤ダイスケさんにコンタクトすると「僕はまだ紹介いただくには早いのではないですか?」と控えめな返答。この連載は、私の気になる若きデザイナー(目処としては50歳未満)を紹介していくコーナーだから、と一喝(やさしく)する。気負わず自然体で良質なモノづくりに向かっている点が評価できる。今回紹介する「earth pick」のガラス、セラミックは特に好きだ。大地と一体となったデザインは、やさしく存在感を醸し出す。同時にどんな人が作っているのか知りたくなるデザインだ。本人が自覚するようにまだ、若い。こんなスケールでモノづくりに邁進していくと10年後は、さらに楽しみな存在になっているであろう。

斉藤ダイスケ / Daisuke Saito
1979 | 栃木県生まれ |
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2001 | 東北芸術工科大学生産デザイン学科 卒業 |
2004 | 栃木県窯業技術支援センター研修生 修了 |
東京デザイナーズブロック2004 出展 |
『yard』主宰 陶磁器によるクラフトワーク、プロダクトを中心に活動中。