桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー

第59回佐藤まどか(ambrosino&sato)(プロダクトデザイナー)

  • Long Y
  • Ethos
  • bamboo lamp
  • Shun
  • vase
  • Shushu
  • water purifyer
  • alarm clock

[桐山登士樹の推薦文]

佐藤まどかさんもイタリアに拠点を移したデザイナーの一人であり、もう古参である。日本では時たま展覧会でお名前を発見するだけで、すっかりイタリアに根を下ろしている。今はパートナーのアンブロジーノ氏と一緒にトスカーナに移り住み、来年新たな家具ブランドの立ち上げに向けて奮闘中である。友人の高田氏(タカタレムノス代表)の会社が佐藤さんにデザインを依頼していた関係で会話には佐藤さんが何度も登場していた。そんなこともあって旧知のような感じがするが、先月ミラノでお会いしたのが初めてであった。ところでこの夏に指名でお願いした富山の家具コンペで、佐藤さんのデザインは見事デザイン賞を受賞した。そんな縁があってか今後は、このデザインの商品化に向けてお付き合いが始まる。楽しみだ。


WORKS & PROFILE 作品一覧 ※画像をクリック~詳細をご覧いただけます

Long Y

Long Y

2000
Ethos

Ethos

2000
Shun

Shun

1992
vase

vase

1993
Shushu

Shushu

1991

  • 佐藤まどか
  • ドメニコ・アンブロジーノ

佐藤まどか / Madoka Sato
ドメニコ・アンブロジーノ / Domenico Ambrosino

[略歴]

佐藤まどか
1964年 東京都出身
ミラノドムスアカデミーデザインマスターコースに特別奨学生として入学、1988年卒業
翌年卒業製作のプロジェクトがミラノトリエンナーレのIncontri di lavoro展にメイン出展
在学中にドイツ陶磁器メーカーエッションバッハ主催コーヒーメーカーデザインコンペ入賞
アレッシィ社主宰女性デザイナーによるキッチン用品デザイン展に参加

ドメニコ・アンブロジーノ
1963年 ミラノ出身
ミラノ工科大建築学部で都市建築を専攻後デザインコースのアキ‐レ・カスティリオーニに支持、プロダクトデザイン分野に入る。

1989年ミラノに二人でデザインスタジオetazoo開設。内装から工業デザイン・ジュエリーなど様々な分野でデザイン活動をする。
1992年のギャラリーO4グループ展を始めミラノ、パルマ、ピアチェンツァ、モンツァなど各地で展覧会に参加。
日本においても95年松屋銀座デザインギャラリーグループ展、96年銀座松屋デザイナー × 地場産業展、98年新宿リビングデザインセンターozoneのリサイクルデザイン展、暮らしのなかのAkari展などに参加。
グッドデザインマーク2度選定、ガラスのアクセサリーで富山クラフトコンペ審査員賞、シェーズロングでSuMobベストセレクションなど受賞。
2000年ミラノサローネサテリテに参加、家具のブランドambrosino&satoのトライアル発表。製造拠点としてトスカーナに本拠地を移動。2004年より本格的に同ブランドをスタートさせるため準備中。

[連絡先]

URL : http://www.ambrosinosato.com
e-mail : info@ambrosinosato.com  etazoo@attglobal.net


Shun 1
Shushu 1
water purifyer 1
alarm clock 1