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桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー

第42回森田敏昭（デザイナー）

  • abonetシリーズ
  • BollsignNX
  • essere
  • poco a poco
  • akebono
  • fu-ka
  • 福住の家
  • はこだて未来大学研究棟システム家具

［桐山登士樹の推薦文］

森田さんは教師となって成長した一人である。デザイナーとしては、繊細で緻密なスキルを持つ人で個人的には好きなデザイナーだった。7年前に札幌市立高等専門学校専任教員となり、環境が一変した。しかし、この間に実践した仕事は、若い学生達を開花させデザインの現場を知る機会を数多く作った。個人事務所を行っていた時には、経験することのない貴重な体験であった。9月に森田さんからメールを頂き、10月初旬事務所に尋ねて来られた。この4月から東京造形大学准教授に就任したことは、案内をいただいていたので知っていた。久しぶりに再会し、真面目な人柄と新に背負った課題に対して前向きな姿勢を感じた。人は節目節目で成長し、新たな使命を背負っていく。その時も「何か一緒にしたいね」と話した。それがビジネスであろうと社会に役立つことだろうと、何か一緒に出来そうな感じがした。

WORKS & PROFILE 作品一覧 ※画像をクリック～詳細をご覧いただけます

abonetシリーズ

abonetシリーズ

2002-
BollsignNX

BollsignNX

2003
essere

essere

2003
poco a poco

poco a poco

2004
akebono

akebono

2005
fu-ka

fu-ka

2005
福住の家

福住の家

2005
はこだて未来大学研究棟システム家具

はこだて未来大学研究棟システム家具

森田敏昭

森田敏昭 / Toshiaki Morita

■ 略歴

1962京都生まれ
1986-90株式会社黒川雅行建築設計事務所に在籍
1991有限会社エル・アイ・シー／森田敏昭設計事務所設立
2000-07札幌市立高等専門学校　専任教員
2007東京造形大学　准教授就任

■ 受賞歴

2003商品デザイン部門グッドデザイン賞受賞保護帽「abonet」
2005商品デザイン部門グッドデザイン賞受賞室内用歩行器「poco a poco」
2006商品デザイン部門グッドデザイン賞受賞照明器具「fu-ka」
2007芸術工学会平成19年度論文賞受賞

■ 連絡先

東京造形大学
〒192-0992　東京都八王子市宇津貫町1556
森田敏昭研究室　042－637-8111(代表)
mail:morita@zokei.ac.jp
http://www.toshiaki-morita.com

ABOUT 注目のデザイナーについて

デザインディレクター桐山登士樹が、旬のデザイナーをセレクトする「桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー」。近年の作品や代表作品などをご紹介。

桐山登士樹

桐山登士樹

株式会社TRUNK代表
デザインディレクター

デザインプロデュース会社・株式会社TRUNK代表取締役、富山県総合デザインセンターデザインディレクター、富山県近代美術館副館長

これまでに紹介した注目のデザイナー
PR
JDN
abonetシリーズ 1
abonetシリーズ 2
  • abonetシリーズ 1
  • abonetシリーズ 2

abonetシリーズ　2002-

札幌市産学官連携プロジェクトにより2002年商品化した、雪道転倒保護帽「アボネット」クロッシェ/コサックタイプ。その後スポーツ・ガードなど頭部を保護する帽子の企画設計をする。
（株式会社特殊衣料：http://www.tomoni.co.jp）

  • 2003　商品デザイン部門グッドデザイン賞受賞
  • 第16回北の生活産業デザインコンペティション大賞受賞
BollsignNX 1
BollsignNX 2
  • BollsignNX 1
  • BollsignNX 2

BollsignNX　2003

親しみやすい優しいフォルムと使いやすさを考慮した低コスト水性ボールペン。
（株式会社サクラクレパス）

essere 1
essere 2
  • essere 1
  • essere 2

essere　2003

女性のような優しいフォルムを持ち知性的で清潔感のあるペンシリーズ。アルミ染色のボディにビーズブラスト加工を施しグリップ部にはシリコンゴムを用いた。シャンパンゴールド･シルバーの2色。
（株式会社サクラクレパス/シャープペンシル・ボールペン・ゲルインキボールペン）

poco a poco 1
poco a poco 2
  • poco a poco 1
  • poco a poco 2

poco a poco　2004

札幌市産学官連携プロジェクトより商品化した、室内用木製歩行器「poco a poco」。旭川の木工技術を使って、福祉機器である歩行器を家具としてとらえてデザインする。
（製造元：カンディハウス / 販売：株式会社カワムラサイクル）

  • 2005　商品デザイン部門グッドデザイン賞受賞
  • 2006　JID賞ビエンナーレ　インテリアプロダクト部門　佳作受賞
  • ほっかいどうグッドデザインコンペティション2005一般部門大賞受賞
akebono 1
akebono 2
  • akebono 1
  • akebono 2

akebono　2005

LEDあかり展3出展作品「akebono」。LEDを用いた非接触型充電懐中電灯。充電中はLEDが3色の色を交互に点灯し、懐中電灯をスタンドから抜くと3色のLEDが同時に点灯し白色に光る。
（制作協力：清水勧業株式会社）

fu-ka 1
fu-ka 2
  • fu-ka 1
  • fu-ka 2

fu-ka　2005

札幌市産学官連携プロジェクトにより2005年商品化したペンダント照明「fu-ka」。薄くスライスした単板の間に和紙をサンドイッチした素材でシェードをつくり、木目から洩れる光のグラデーションが温もりのある空気を作り出す。
（株式会社イリス：http://www.ld-iris.co.jp）

  • 2006　商品デザイン部門グッドデザイン賞受賞
福住の家 1
福住の家 2
  • 福住の家 1
  • 福住の家 2

福住の家　2005

札幌中心部から南東約7kmに位置する住宅地に建てられた住まいである。この場所はクライアントが長年住み慣れた場所で、夫婦2人、定年を前にしてこれからの人生を謳歌するための家として建てられた。
長年の付き合いから生まれた近隣とのコミュニティーを大切にし、プライベートを守ることを心がけ設計は進められた。計画は住宅が街に溶け込むようなシンプルな平屋建てとし、敷地の周囲をRCの壁で覆い、中央にガラスで覆われた中庭を設ける事で近隣の目を意識せずに開放的な空間を確保した。（共同設計：菊池規雄）

はこだて未来大学研究棟システム家具 1
はこだて未来大学研究棟システム家具 2
  • はこだて未来大学研究棟システム家具 1
  • はこだて未来大学研究棟システム家具 2

はこだて未来大学研究棟システム家具

建築家山本理顕氏の設計「はこだて未来大学研究棟」に使用する壁面取り外し可能な棚のシステムを設計。（共同設計：菊池規雄）