桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー

第151回高橋理子(アーティスト/株式会社ヒロコレッジ代表取締役)

  • EXHIBITION「HIROCOLEDGE×HIDA OMOTESANDO」
  • HIROCOLEDGE
  • HIROCOLEDGE&Co.
  • Hanbok & Yukata show
  • TAKAHASHI HIROKO BASE
  • TAKAHASHI HIROKO EXHIBITION「ON PURPOSE」
  • TAKAHASHI HIROKO EXHIBITION「文様」
  • TAKAHASHI HIROKO EXHIBITION「effect」

[桐山登士樹の推薦文]

御徒町のガード下に整備された「2k540 AKI-OKA ARTISAN」に高橋理子さんの拠点、TAKAHASHI HIROKO BASEを訪ねた。「アーティスト高橋理子」=「現代着物のデザイナー」というイメージが色濃い。先入観とは恐ろしいものである。しかし、本人とお会いして、様々な活動をお聞きするとイメージが一新する。何より実に真っすぐものを直視し対応する方だと感じた。そして硬直化している業界へ自身の信念に基づき活動している挑戦者でもある。体を張って、なんて言葉が合致するかわからないが、潔さを感じる。パワフルなクリエーティブワークを通じて、岐路に立つ業界の重き扉を開けてほしい。また、微力ながら支援したいそんな気持ちになった。


WORKS & PROFILE 作品一覧 ※画像をクリック~詳細をご覧いただけます


高橋理子

高橋理子 / Hiroko Takahashi

アーティスト/株式会社ヒロコレッジ代表取締役
1977年生まれ。東京藝術大学で染織を学び、同大学大学院修士課程修了後、アパレル企業にてデザイナーとして勤務。その後、同大学大学院博士課程に再入学。2005年フランス外務省AFAAの招きにより、PARIS CITE INTERNATIONALE DES ARTSにて活動。パリでの個展開催などを経て帰国の後、2006年に株式会社ヒロコレッジを設立。2008年3月、同大学大学院博士課程を修了。博士号(美術)を取得。
円と直線のみで表現される図柄を特徴とし、身近に存在する固定観念を覆し、思いを巡らせるきっかけ生み出すことをコンセプトに活動。着物にあらたな視点で向き合うためのポートレート作品や、暮らしの身近なものづくりをとおして、日常への向き合い方を再考するきっかけを生み出すべく、実験と検証を重ねるプロジェクト「HIROCOLEDGE」など、ジャンルの垣根を越えた幅広い表現活動をおこなっている。