桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー

第107回藤原敬介(インテリアデザイナー)

  • PLEATS PLEASE  ISSEY MIYAKE in 台北101
  • PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE in PARIS
  • 銀座マロニエゲート
  • 川島織物 技術デザイン展 in 青山スパイラルホール
  • 5.P.M in the summer  2001 ~ 2007
  • Spool Chair / Fire ・ Water / トーネット♯14バージョン
  • 999+1
  • Flowers for 365 days

[桐山登士樹の推薦文]

何故いままで紹介しなかったのか振り返ってみた。存在としては申し分ない。そのデザインもしっかり脳裏に記憶されている。しかし、これまで紹介していなかったことにある日、突然気がついた。藤原敬介さんのデザインは、美的で好きだ。同時に静なる奥行き感を持ち合わせている。誰に向けてデザインしているのか、素材や色やカタチから不思議な力が発せられている。デザインの解説にもあるように「寒暖の色彩」「新旧の呼吸した空間」「華やぎ、落ち着き」二つの世界が共生する時間をデザインしている人なのだ。詩人の様に物静かな立ち振る舞いが、霞の様に存在をうまくけしている。いまのデザイントレンドと一線を画し、独自の世界感を作り上げいるとしたら時間のなかで注意深く追いかけてみたい。


WORKS & PROFILE 作品一覧 ※画像をクリック~詳細をご覧いただけます


藤原敬介

藤原敬介 / Keisuke Fujiwara

■ 略歴

1968年東京都生まれ
1992年武蔵野美術大学 インテリアデザイン科卒業
1992年(株)スタジオ80入社 内田繁氏 / 三橋いく代氏 / 西岡徹氏に師事
2000年チーフデザイナー歴任後 同社退社
2001年ロン・アラッド・アソシエイツ インターン
2001年藤原敬介デザイン事務所設立
2001年~武蔵野美術大学 特別講師
2004年グッドデザインプレゼンテーション2004 アートディレクターを務める

2008年 / 現在
国内外において、多数のプロジェクトが進行中である
また、イタリアやアメリカでの展覧会などを通じ、椅子や照明器具など、先進的なデザインを提案し続けている
東京大学、多摩美術大学、また海外の大学にて講義多数
日本商環境設計家協会デザイン賞など、受賞歴多数

KEISUKE FUJIWARA DESIGN OFFICE
http://www.keisukefujiwara.com


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