桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー

第105回DRILL DESIGN(林 裕輔、安西葉子)(デザインユニット)

  • JoBuシリーズ
  • TATEOKI
  • TUTUNUKE
  • つくし文具店オリジナル文具
  • sndekシリーズ
  • HUMAN BLOCKS
  • Trash Pot
  • old newspapers

[桐山登士樹の推薦文]

林裕輔さん、安西葉子さんらで結成したデザインユニットがドリルデザインである。二人の生み出すデザインは、どこか優しく楽しい、そしてちょっとした工夫が込められている。生活の場に気持ちのよい風を運んでくれるデザインだ。設立から7年、第一期ドリルデザインのカラーは定着してきた。第二期に向かって、どのようなデザインを魅せてくれるのか楽しみな存在であり期待したい。個人的な希望を言えば、まだまだ若いユニットだけにアバンギャルドなデザインも見せてもらいたい。これまで多くのデザイナーと接してきた経験では、存在感のあるデザイナーには強い信念と強い精神力を感じた。ある面わがままに、ある面自由に、しかし唸る、感心するデザインを創出する力を持っている。これからのデザイナーは、二律の方向を自在に行き来できるたくましさが欲しい。


WORKS & PROFILE 作品一覧 ※画像をクリック~詳細をご覧いただけます


DRILL DESIGN

DRILL DESIGN

林 裕輔 Yusuke Hayashi
安西葉子 Yoko Yasunishi

プロダクトデザインを中心に、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、空間演出までの各分野を総合的にデザインする。柔軟なアイデアで、さまざまな方向から問題を解決することを得意とし、日常生活における疑問点や問題点を“ドリル”で掘り下げる。

林 裕輔

1998学習院大学経済学部卒業
2000ICSカレッジオブアーツインテリアデザイン科II部卒業
2001-2002andesign 佐々木博一氏に師事
2001DRILL DESIGN 設立

安西葉子

1999早稲田大学第一文学部社会学科卒業
2000ICSカレッジオブアーツインテリアデザイン科II部卒業
2000-2001ナグモデザイン事務所 南雲勝志氏に師事
2001DRILL DESIGN 設立

■ 略歴

2000DRILL DESIGN 発足
2002Designers Block 出展
2005有限会社ドリルデザイン設立
2005東京/国立「つくし文具店」オリジナル文具シリーズを発表
2006朝日工業(株)より園芸用品「Organic Handmade Life」シリーズ発表
2007倉敷帆布の生活用品「JoBu」シリーズ発表

■ 受賞歴

  • 100% design TOKYO 出展(2005・2007)
  • 100% designers 出展(2007)
  • ディスプレイデザイン賞 入賞(2004・2005・2006)
  • Good Design賞 受賞(2006)

TATEOKI 1
old newspapers 1