桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー

第101回東海林弘靖(ライティングデザイナー)

  • MIKIMOTO GINZA 2
  • コーンズ & カンパニー・リミテッド 本社ビル
  • 秋葉原UDX
  • パシフィックセンチュリープレイス丸の内
  • 瞑想の森市営斎場
  • 富弘美術館
  • まつもと市民芸術館
  • T’s Hill アクティ三軒茶屋

[桐山登士樹の推薦文]

東海林博靖さんは、とてもいい奴だ。主宰するライティングデザインのホームページの「who」にその一端を見ることができる。銀座一丁目の事務所を訪れると透明なアクリルの分厚いドアが迎えてくれる。スタッフルームは畳敷きのカーペット。打ち合わせルームに座るとメニューが出され飲み物がチョイスできる。この段階で心はリラックス、こんな人と一緒に仕事をしたら楽しいだろうなと思わせる。その仕事ぶりは親切、丁寧、フットワークも軽く、じわじわ照明デザインの深さを知る。手がけてこられた仕事は、どれも建築雑誌等で紹介された一流の仕事ばかり。東海林さんとは、2001年仏製のバルーン照明を会場に持ち込み行った「生活のデザイン展」以来のお付き合いだ。照明は、人の心をリラックスさせてくれたり、都市・建築を美しく見せたり、また日常と非日常とを切り替えてくれる装置であったり、実に深い領域だ。しかし、あらためて今回紹介するデザイン(作品)を眺めてみると、どのプロジェクトも東海林さんチームの暖かなメッセージが込められていることを再確認する機会となった。


WORKS & PROFILE 作品一覧 ※画像をクリック~詳細をご覧いただけます


東海林弘靖

東海林弘靖 / Hiroyasu Shoji

ライティングデザイナー
LIGHTDESIGN INC.代表

1958年生まれ、工学院大学大学院建築学専攻修了。
光と建築空間との関係に興味をもち建築デザインから照明デザインの道に入る。1990年より地球上の感動的な光と出会うために世界中を探索調査、アラスカのオーロラからサハラ砂漠の月夜など自然の美しい光を取材している。光との出会いの感動を糧に、幅広く空間における光のデザインを行っている。主なプロジェクトに「まつもと市民芸術館」「富弘美術館」「MIKIMOTO Ginza2」「TOD’S表参道ビル」などがある。
http://www.lightdesign.jp


MIKIMOTO GINZA 2 1
コーンズ & カンパニー・リミテッド 本社ビル 1
秋葉原UDX 1
パシフィックセンチュリープレイス丸の内 1
瞑想の森市営斎場 1
富弘美術館 1
まつもと市民芸術館 1
T’s Hill アクティ三軒茶屋 1