てなわけで20年。魅惑のチョウ、シンタ展

長新太 『キャベツくんのにちようび』(文研出版)より 1992年 長新太 『キャベツくんのにちようび』(文研出版)より 1992年

長野の安曇野ちひろ美術館にて、「てなわけで20年。魅惑のチョウ、シンタ展」が2025年8月31日まで開催しています。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

ちひろ美術館では、2001年より繰り返し長新太の展覧会に取り組み、作品の調査を続けてきました。没後20年となる今年、これまでの研究成果をもとに、幅広い世代を魅了し続ける長新太の魅惑の世界を紹介します。

長は、戦後、海外の文化が入ってくるなかでソール・スタインバーグなどのひとコマ漫画に憧れ、1949年、新聞の公募に応募して入選、漫画家としてデビューしました。1958年に最初の絵本を手がけ、子どもの本に仕事の場を広げてから、絵本も制作するようになります。

後に、「根底にあるのはマンガです。お話でも、絵本でも、ぼくの発想の核にはナンセンスやユーモア、笑いがあるんですよ。これだけは人に負けないというようなものは、ナンセンスだとかユーモアなのです」と語っています。意味を持たない展開に大人は驚くこともありますが、おもしろいものには素直に反応する子どもの感性を信頼し、楽しませるために絵本を創作していました。

※「アルマジロ」第四号(ナート)より 1991年

長が描いた絵本は400冊を超えています。そのなかから、自身が文章と絵の両方を手がけた絵本約10冊を紹介します。このほか、長がアイディアを描き留めていた手帳など出版に至るまでの資料を展示し、制作の舞台裏も紹介します。

【関連イベント】
●チョウ、シンタだらけの絵本のじかん
日時:7月5日(土) 11:30~12:00
会場:安曇野ちひろ美術館
定員:20名
参加費:無料(入館料別)
※申込不要

●ギャラリートーク
日時:7月19日(土)、8月16日(土) 14:30~
会場:安曇野ちひろ美術館
定員:20名
参加費:無料(入館料別)
※申込不要

開催期間 2025/06/06(金)~2025/08/31(日)
時間 10:00~17:00(7/19~8/31は9:00~17:00)
休館日 6/18、6/25、7/2、7/9、7/16
入場料 大人1,200円/18歳以下・高校生以下無料
会場
  • 安曇野ちひろ美術館
  • 長野県北安曇郡松川村西原3358-24
会場電話番号 0261-62-0772
会場URL https://chihiro.jp/azumino/
詳細URL https://chihiro.jp/azumino/exhibitions/18596/