本展は日本を代表する詩人、吉増剛造（1939‒）の約50年におよぶ止まらぬ創作活動を美術館で紹介する意欲的な試みである。

東日本大震災以降書き続けられている〈怪物君〉と題されたドローイングのような自筆原稿数百枚のほか、映像、写真、オブジェ、録音した自らの声など様々な作品や資料を一挙公開する。

大友良英（音楽家）とのコラボレーションによるパフォーマンス、ジョナス・メカス（映画監督）作品上映など、イベントも多く開催する本展は、「詩人」の枠を飛び越えた、吉増ならではの多様性あふれる形態で、聴覚・触覚をも刺激する、体感する展覧会である。「言葉」の持つ力、豊かさを体験していただきたい。

【関連イベント】
●対談
場所：講堂（地下1階）
先着：140名（要観覧券、要整理券）
※開場は開演30分前

佐々木中（作家、哲学者、京都精華大学准教授）＋吉増剛造
日時：8月6日（土）　14:00～16:00

●音とのコラボレーション、パフォーマンス
場所：1階企画展ギャラリー（展示会場内シアタースペース）
先着：100名（要観覧券、要整理券）
※開場は開演30分前

空間現代＋吉増剛造
日時：6月17日（金）　18:00～18:45

空間現代＋吉増剛造
日時：6月18日（土）　14:00～14:45

大友良英＋吉増剛造
日時：6月25日（土）　14:00～15:00

※その他イベント等詳細は、公式サイトを参照