建築家・長谷川豪氏による海外4カ国の有名建築家6組へのインタヴュー集。モダニズムを継承する巨匠アルヴァロ・シザ氏、ヴァレリオ・オルジャティ氏、ペーター・メルクリ氏、アンヌ・ラカトン氏＆ジャン＝フィリップ・ヴァッサル氏ら1950年代生まれの建築家たち、さらに1970年代生まれのパスカル・フラマー氏、ケルステン・ゲールス氏＆ダヴィッド・ファン・セーヴェレン氏に、いま建築をつくることと歴史に向き合うことについて問いかける。

ハイスピードでスクラップ＆ビルドが繰り返されてきた日本と、石造文化のなかで歴史が蓄積され新築の建物自体が稀であるヨーロッパ。異なる状況のなかで通底する建築とはなにか？彼らはなにを拠り所に設計を行なっているのか？建築の歴史観やテクノロジー、教育、メディアとの関係などのテーマやエピソードとともに語られている。各建築家の作品もカラー写真で紹介。