“ファッション”は衣服だけを指す言葉ではなく、もはやライフスタイルであり思想である。たくさんの選択肢がある中で、日々何を身につけ、何を食べ、何を話し、何を聴き、何を見て、どう生きていくか、そういった全ての選択が知らず知らずのうちに蓄積され、人々の一挙手一投足に反映される。イラストレーターたちはその独自の感覚を、線や色で作品に落とし込み、描く。

本ファイルには、278名の新しい可能性と表現が詰まっている。昨年に引き続き巻頭では、期待の新人イラストレーター22名を取り上げる”SHOWCASE”、また昨年54歳の若さで急逝したイラストレーター森本美由紀氏の追悼特集を設けた。