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不思議の国のアリス With artwork by 草間彌生
草間彌生の鮮やかな挿画と斬新なタイポグラフィーによる幻想の世界
「わたくし草間は今を生きるワンダーランドのアリスです」
——草間彌生
ルイス・キャロルによる名作『不思議の国のアリス』が現代アーティスト草間彌生と出会い、ここに全く新しいアリスが誕生した。草間彌生による鮮やかな挿画がたっぷり入り、楠本君恵による翻訳で生まれ変わったワンダーランドをたっぷり楽しめる豪華な愛蔵版。
おなじみのアリスのキャラクターの概念にまったくとらわれない自由な着想のアートによって、他の『アリス』では味わえない解放感や楽しさを感じることができる。またアリスが不思議の国で伸び縮みする場面では、文字が大きくなったり小さくなったり、斬新なタイポグラフィーも魅力。キャロルによる原著全文の新訳なので、はじめて読む方でも再度読み直したい方にもうれしい一冊。日本語版にのみ、草間彌生のあとがきを掲載しており、草間彌生のアリスへの思いも知る事ができる。
「アリスはわたしたちに、無限の華やぎと温かさを垣間見せてくれるから、わたしたちは熱烈にアリスの世界を愛するのです。その世界の美しい幻を抱擁したい。」 ——草間彌生(あとがきより)
「活字の大きさやレイアウトにまで細心の注意を払っていた著者キャロルは、本書の奇抜なタイポグラフィーの妙に驚き喜ぶかもしれません。ふんだんに施された挿画に誘われて読み進むと、夢の世界を旅しているような不思議な快さを感じます」 ——楠本君恵(訳者あとがきより)
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