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内藤廣の建築 1992-2004――素形から素景へ1
日本を代表する建築家・内藤廣氏の初の作品集
日本を代表する建築家・内藤廣氏の初の作品集となり、時系列で2巻に分けて刊行する。第1巻となる本書ではデビュー当時の1992年から2004年までの代表作15作品を紹介。第2巻では2005年から2013年までの作品を収録し、2014年1月刊行予定。
第1巻では、内藤氏の設計活動のその後のあり方を決定づけることになった「海の博物館」から「住居No.27」までの15作品を、書き下ろしの作品解説と豊富な写真や図面、スケッチで紹介する。氏の手により精緻に描かれたドローイング(配置図)も必見。また、これまで雑誌や新聞、書籍に執筆してきた文章の中から、氏の思いが込められたフレーズが“つぶやき”としてページの随所にちりばめられている。さらに、「素形から素景へ1」と題した巻頭エッセイでは、自身の30年にわたる活動を振り返るとともに、3.11を経験した今が建築の価値を問い直す好機として、現在の社会システムの矛盾に警鐘を鳴らすべく持論を展開する。
内藤氏が大切にしてきた建築への思いがずっしりと伝わる珠玉の一冊となっている。
【コンテンツ】
- 海の博物館
- 素形から素景へ 1
- 住居No.14 筑波・黒の家
- 住居No.15 杉並・黒の部屋
- 住居No.18 伊東・織りの家
- 住居No.19 金沢の家
- 安曇野ちひろ美術館
- 茨城県天心記念五浦美術館
- 住居No.21 千歳烏山の家
- 十日町情報館
- 牧野富太郎記念館
- 住居No.22
- 倫理研究所富士高原研修所
- 最上川ふるさと総合公園センターハウス
- ちひろ美術館・東京
- 住居No.27
- 英文作品解説
- 作品データ
- 作品年表
- 略歴
- クレジット・初出一覧
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