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デザインフル・カンパニー

デザインフル・カンパニー

「絶え間ないイノベーション」を実現するために

著者 マーティ・ニューマイヤー
訳者 近藤隆文
発行 海と月社
仕様 四六判、204頁
価格 1,680円(税込)
ISBN 978-4-903-21234-0

デザインフル・カンパニー

絶えず革新を続けていく企業は、必ず「デザイン」を的確に取り込んでいる。本書は、商品はもちろんのこと、組織のありかたそのものをデザインする必要性を説いた一冊。「絶え間ないイノベーション」を実現するためのノウハウを図版、写真満載で伝えてくれる。

【推薦の言葉】

詰めものなし。つまらない話もなし。ニューマイヤーはイノベーションとデザインに関する本当に優れたメッセージだけを絞り込んだ。次のフライトでこの本を通読するといい。着いたときには、新たな見識を分かち合えるだろう。―トム・ケリー(IDEOゼネラルマネジャー/『発想する会社!』著者)

この本で初めてこの著者にふれた人は、きっと圧倒されるだろう。秀逸で新鮮なコンテンツを提供する本書は、ビジュアル面でも傑作だ。―ガー・レイノルズ(『プレゼンテーションZen』著者)

短いながら実に魅力的なこの本で、ニューマイヤーはマネジメントの美学を手ほどきをしてくれる。本書を読めば、なぜデザインを企業のコアコンピタンスにすべきかがわかるはずだ。―ロジャー・マーティン(『インテグレーティブ・シンキング』著者)


【目次】

はじめに

イントロダクション

「厄介な問題」の時代に
「効率優先」は過去のもの
デザイン抜きに真のイノベーションは生まれない
なぜ「デザイン」がカギなのか?
カリスマブランドをめざせ
「意志の力」ではなく「デザイン精神」を培う
環境保護は金になる
スプレッドシート思考の限界

PART1 デザインの力

「ポスターとトースター」を超えて
デザイン思考の4つの特徴
未知に挑め
「第3の脳」を使え
知る、つくる、する
イノベーションは文化から
デザイン・レバレッジの梯子

PART2 美学の復活

よい経営は美しい
自然の美と機能
良いデザインには徳がある
深くデザインする

PART3 変化を生むレバー

イノベーションを勢いづけるてこ
デザインフル・カンパニーはこうなる

おぼえておきたいポイント
優れた解決策
推薦図書
本書の背景
謝辞

【著者プロフィール】

マーティ・ニューマイヤー
1990年代半ばまでに、数百におよぶブランドアイコンや小売りパーケージ、コミュニケーションツールを開発。当時のクライアントはアップル・コンピュータ、アドビシステムズ、イーストマン・コダック、ヒューレット・パッカードなど。1996年、デザイン思考をテーマとする「CRITIQUE(クリティーク)」誌を創刊、これを契機に、経営コンサルティング会社ニュートロンを創設する。2009年、ニュートロンは、イノベーション、ブランド構築、 組織変革などを促進・開発する<リキッド・エージェンシー>と合併。現在は同社のトランスフォーメーション・ディレクターを務める。著書に『ブランド・ギャップ』(トランスワールドジャパン)、『ザグを探せ』(実務教育出版)がある。

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