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去る11月20日17:00よりda Driade〈ダ・ドリアデ〉のショールームに於いて、Mostra〈モストラ〉展示会が開かれた。ショールームはマンゾーニ通りという大通りに面しており、通りの反対側にはアルマーニの複合ショップ、すぐ脇にはブランドストリートであるモンテナポレオーネ通りというファッショナブルな場所に位置する。ドリアデというと取り扱いのあるデザインもさることながら、そのディスプレイの斬新さでも個性的なショップである。家具だけでなく、キッチン、雑貨なども販売しており、デザイナーには Philippe Starck〈フィリップ・スタルク〉、Ron Arad〈ロン・アラッド〉、Antonia Astori〈アントニア・アストリ〉、Enzo Mari〈エンゾ・マリ〉、吉岡徳仁、妹島和世など多彩なメンバーが顔を並べる。今回はALBA LISCA〈アルバ・リスカ〉というデザイナーのアクセサリーの発表と招待状に記されており、楽しみに出かけた。
ショールームに到着したのは午後6時過ぎであった。この時期は夕方5時くらいで既に外は暗くなり、通りにはショールームの中からの光がこぼれていた。入り口を入ると、そこには華やかなテーブルセッティングが人々を迎え入れていた。テーブルの上にはヴェネチアンガラスのグラス、貝型のお皿、個性的なカトラリーの数々、また上のシャンデリアは、クリスタルガラスを通し更に輝きを増し、まばゆいばかりの光を放っていた。クリスマスの晩餐を思わせる華やかさである。店内には招待を受けた人たちが姿を見せていたが、平日でもあり仕事帰りに立ち寄っている方が多いようにも見受けられた。肝心のアクセサリーの展示はどこ? と躍る心を抑えてとりあえず店内を回ってみようと思い、道路に面しているコーナーから見始めた。
店内に入るとすぐに飲み物とクッキーをトレイにもったウェイターが、温かいティーをサービスしてくれた。入り口付近のコーナーの一部には、子供部屋を思わせるデコレーションが施されている部屋があった。天井から吊り下げられているものは、KIMONO BIMBO〈子供のきもの〉という名前。日本の着物をヒントにしているのだろうか? プリント柄と前身ごろのデザインは中国と東南アジアのどこかがミックスされたようなものであった。同じ部屋のテーブルの上には子供向けの児童書が置かれていたり、ジェリービーンズが置かれていたりと、子供の為のデコレーションが楽しいコーナーであった。今回のデコレーションのテーマは、やはり『クリスマス』なのであろう。隣の部屋の窓には、MR.MOUSE〈ミスターマウス〉と呼ばれるハンガーで、クリスマスツリーが作られていた。
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