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第21回 (2)
Smau 2003

 update 2003.10.15
レポート : 佐藤 充 / 建築デザイナー  




これらのブースでは主に若者をターゲットにしており、DJを起用したりディスコ風にしたりして工夫しています。そのかいもあって、多くの若者たちが会場を埋め尽くしていました。 【写真8、9】

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【 8 】
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【 9 】

では、それらのブースにはどのような携帯電話が置かれていたのか、その一部をご紹介いたします。

Nokia 【写真10、11】

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【 10 】
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【 11 】

Sony Ericsson 【写真12】

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【 12 】

Amstrad 【写真13〜15】

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【 13 】
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【 14 】
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【 15 】

ご覧のように、これらの携帯電話はカラーディスプレイや携帯電話でのゲーム、MP3プレイヤー、デジタルカメラ内臓の電話などというように、もう日本の皆様にはお馴染みの物です。携帯電話のデザインは、おそらく日本で販売されている物と少し違うと思います。こちらでも最近の主流は日本の携帯電話のようにフリッパー型に移行しているようです(日本のメーカーのものもたくさん販売されています)。

さて、少し話は変わりますが、つい先日ニューヨークで大規模な停電がありました。ここイタリアでもイタリア全土にわたった大停電があり、多くの人が電気を使用できない時間がありました。 こんな話を持ち出したのは、もちろん、このSmauのショウが電気によって成立しているからです。出品物はもとより、ショウそのものも多くの電気を使用していて、そのエネルギーの恩恵の元で成り立っています(電気がないとただのガラクタと言う話もあります・・・)。
今さらこのようなことは言うまでもありませんが、現在の生活は電気に代表されるエネルギーを無くしては考えられず、若者たちの興味の中心もそれらの恩恵の産物です。消費者の意向を中心とした経済の流れがあり、その中でデザインが生まれてくる、ということがあるでしょう。ただ、デザインとは、形や色だけを創造するばかりではないようにも思います。
時代の流れを敏感に感じ取り、世の中に何かを創出するのがデザインとするならば、色・カタチだけでは無く、先の問題も捉えた大きなことを考え出すのもデザインの重要な一部なのでは、と、思わずにいられません。










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