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2003年4月、北海道東海大学芸術工学部はこれまでのデザイン学科と建築学科を統合し、「くらしデザイン学科」 として新たなスタートを切りました。従来のデザイン教育、建築教育では高齢化社会、環境問題、リサイクル、ユニバーサルデザインなど、これからの時代や社会が求める新領域を取り込むことはできません。「くらしデザイン学科」 に学科を一本化し、教育プログラムを再編成することで、若者の多様な社会参加を可能とする新しい教育をめざしました。

現在、キャンパスでは本学の特徴である製作や設計などのモノづくり授業に加え、「職能論」、「ガーデニング実習」、「環境アート」、「メディアアート」、「ユニバーサルデザイン」、「デザインマネージメント」、「スポーツデザイン演習」、「まちづくり演習」など、同系大学としてはきわめてユニークな専門授業が展開されています。
今年の卒業作品の傾向や特徴
旭川のデザインギャラリー (明治時代の棟瓦造平屋の倉庫を改修) と札幌の大丸藤井セントラルスカイホールで開かれた 「2004年度卒業研究作品展」。芸術工学部の専門教育の集大成として、若きアーティストたちが1年間取り組んできた研究の成果を発表しました。

20世紀型の効率優先のデザインから、使う人の心を満たす 「人間優先」 のデザインへ。くらしを支えるモノのあり方が問われる中、学生達はそれぞれのテーマで 「答え」 を導きだしました。

※今回のレポートは芸術工学部デザイン学科を中心に構成されています。
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<学部・学科構成>

○芸術工学部
・くらしデザイン学科 (2003年4月開設)
・デザインコース
プロダクト / 家具 / インテリア /
デジタル / グラフィック
・アートコース
ヴィジュアルアート / イラストレーション /
クラフト / 映像 / 造形
・建築コース
建築 / 北方型住宅 /
ランドスケープアーキテクチャー / CAD・CALS
・まちづくりコース
ユニバーサルデザイン / デザインマネージメント
○大学院
・芸術学研究科
※4年生はデザイン学科及び建築学科です。
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会場風景
写真上・写真下 (左) 旭川会場
写真下 (右) 札幌会場
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