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私たちが日常的に接する都市空間は、ユークリッド的 な幾何学に支配されている。この状況に対する問いかけが、本計画の出発点である。設定敷地周辺では震災の影響で区画整理が行われ、x軸、y軸という座標系を連想させるようなユークリッド的な空間構成であり、座標関係で分割されたまちには希薄化したコミュニケーションと動きを伴わない位置関係が残された。ユークリッドという位置的関係に拘束された街区に対し、人間の行為・行動を結ぶトポロジカルな構成を重ね合わせ・入れ込み、子供たちとお年寄りをはじめとした住民たちの相互交流を促すための施設が分散配置することで、無干渉な街区が行為で繋がるだけではなく、topoそのものがまちに対して終わりのない繋がりをもたらす。

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