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4月22日から開催されたスパデザイン2009年は、15000人の業界関係者と400人のジャーナリストの訪問という前例に無い大好評のうちに27日、幕を下ろしました。21日のプレス関係者向けのオープニング開催に続き、イタリアのメインの国営のニュースにて初日にあちこちで放映されました。
”Living wellness" (健康に生活する)ことをテーマにイタリアで活躍するスパデザイナー4人(社)がノミネートされそれぞれ独自の解釈でプランを展開しました。その中でも特に注目を浴びたのは、スパプラン社が考える将来のスパの行方として、”イ ンパクトゼロ”を提案したエコスパでした。
最新の技術を駆使して京都議定書の提案する条約に然うスパ施設作りを提案すると同時に、心身のバランスを取り戻すべく自然と人間の相互関係に重点を置いたスパ環境を展示しました。スパの理想的な空間として、自然にふんだんに取り囲まれた環境を再現したものです。
自然により人間の感覚すべてを刺激することにより、リラックスと感動的な感覚の旅を提案したのです。
エコスパの概念に合う参加企業のみを選別し、その素材を吟味しました。自然の植物で水を濾過するバイオプール、プールの回りに楕円形に敷かれた芝生、床は昔の家屋を解体した時に集められたオーク材の木の梁を再利用(樹齢約300年の証明書付き)、地中海息生の植物をアレンジした垂直庭園、天然の植物から抽出した純粋なエッセンスの香り、(展示会場では、プール空間にメンソールとレモンの香り、リラックスルームにベルガモットの香りを使用)、石の粉を再利用した壁用レンガ材といったものです。
エネルギー節約の技術として注目されるのは、顔料を建材に入れたものです。展示会場では、トリートメントベッドとシャワーの間に設置された幅300センチのガラス板でエコを象徴する葉の透かし絵を入れ、短時間明かりを浴びせることにより、暗闇で長時間発光し続けるものです。プールの底にもガラスで出来た小石を散在させ、顔料の種類によって少しづつ違う色の発光をする光景は幻想的な雰囲気をかもしだしていました。
展示期間中は、リラックスにかかせないトリートメントの実演が行われ様々なメニューが公開されました。
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