今回で3度目の出展となる「日本のかたち展」のテーマは【座】。
7名の作家(往蔵稲史仁、矢作彩子、福嶋秀子、曽和治好、友田多恵子、井上まるみ、草木義博)による展示の様子をご紹介します。
「日本のかたち展」は日本の伝統的なかたち、美意識、感性を現代のインテリア空間や生活スタイルに、新しく機能する室礼として提案する展覧会です。
では各作家の作品をご紹介したいと思います。
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往蔵稲史仁氏のDancing Shadowはモダンな和を感じさせる照明器具。隙間からもれる光と影が雰囲気のある和モダン空間を演出します。 |
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往蔵稲史仁氏 Dancing Shadow |
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往蔵稲史仁氏 Dancing Shadow
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矢作彩子氏のHoou no zaはスチール、ステンレスからなる折り紙の様な椅子。
ボリュームを持たせた形と素材の薄さでバランスのとれたフォルムに仕上がっています。
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福嶋秀子氏のKAIは、「介=隔てるもの、境目。それ自身が成り立ち存在し、相手を介するもの」をコンセプトに和紙を素材に作品を展開しています。
屏風は空間を仕切る間仕切りとしてもアートとしても楽しめる作品、アクセサリーはとても存在感があり、アートを身に付ける感覚でお洒落を楽しめます。 |
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福嶋秀子氏 KAI |
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曽和治好氏のgarden-nanoはアクリルにより領域が規定された三つの線的空間の中に庭の要素を表現した作品。とても小さな風景だが、これは生命や環境などの大宇宙を内包する庭園であることに気付かされます。
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曽和治好氏 garden-nano
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友田多恵子氏のLOCUS OF PAPERは「触覚」をモチーフに、紙でそれを顕在化させたアート。動きのある展示と作品のもつ存在感から生命感、宇宙さえ感じます。 |
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友田多恵子氏 LOCUS OF PAPER |
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井上まるみ氏のExpression of Japanese distinct seasons.は豊かな表現をみせる日本の四季を、掛ける文化・結ぶ文化・たたむ文化と共に表現した作品で日本の伝統的な文化を融合させた仕上がりになっています。 |
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井上まるみ氏 Expression of Japanese distinct seasons. |
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草木義博氏のchair Rは人が座った時に綺麗に見える椅子をテーマに、流れる曲線と簡潔な直線を融合させた作品。作品タイトル Rの由来は、REDの頭文字R・ラインのアール・横から見た形がアルファベットのRの3つから。赤を効かせることにより、作品のフォルムが際立ち存在感を放っています。伝統的な和の要素として漆塗りの仕様もあり。 |
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草木義博氏 chair R |
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