■街中にあふれるデザイン


‘ブランド通り’モンテ・ナポレオーネの地下鉄駅にて、サローネの広告に目を留める通行人
 
市内随所を走るトラム(市電)にも広告が


これも地下鉄の駅にて、3連のサローネ広告と奥の緑は『Domus』の広告
 
見本市に向かう地下鉄の駅にて、サローネ会場で行われた『Domus』の展示の広告、この広告の正面にはサローネの赤い広告

イタリアの人口は日本の約半分。経済面では実質的に首都とも言われるミラノの人口は市内で約150万人、圈域で約400万人です。
東京に比べると1/8程度の数字ですが、4月の中旬は、ひょっとすると10万人以上は増えて、それほど広くない街は人であふれます。
ホテルが満室になるのは当然として、室料も2倍以上になり、飲食店の予約も一杯。現地のジャーナリストの話によると、この期間中、当日ふらりとリストランテで食事というのは至難だそうです。

ミラノでデザインといえばファッションのミラノ・コレクションも世界的に有名ですが、こちらは業界関係者のための催しという色彩が強く(ビジネスなので当たり前ですが)、サローネのような市民ぐるみの盛り上がりを見せることはないとのこと。
サローネもトレードショーでありビジネスの場なのですが、平日なのに「多分、仕事じゃないよな…」という雰囲気の見物客もいます。
これが街中で開催される各種イベントになるとさらに顕著。明らかな買物帰りやラフな格好のおじさん・おばさん、子供連れなど、当たり前の生活の一部として‘デザイン’に接している様子があります。
テレビやサッカーなどの大衆的な娯楽とは比べるべくもないのでしょうが、デザインのイベントも生活の楽しみの一つには数えられているようです。

 

ミラノ市街各所でサローネ期間に合わせて開催されたイベント「INTERNI」、250以上の展覧会などで構成される、写真はモンテ・ナポレオーネ駅近くに設置されたオブジェ
 
これもモンテ・ナポレオーネ駅近くに設置されたバス・システム、水色は立体アヒル柄

 

モンテ・ナポレオーネ通りを抜けた先のショッピングアーケード内にて、こちらはピンクのキッチン・システム
 
ガスコンロ、日本で売って欲しい

 

家も展示、中にはピアノ、入場を待ち並ぶ人たち
 
街中至るところにある「INTERNI」の旗(写真中央下の黒と赤)、建物から下がっている旗は内田繁の個展が開かれたMuseo Minguzziのもの

 
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