ミラノサローネ2000 レポート 桐山登士樹、寺内明美によるミラノサローネ[ミラノ国際家具見本市]報告 |
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![]() ABET LAMINATI "Monitor Laminates"より Designer;Shigeru Uchida
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■市内の展覧会より ミラノサローネの期間中、市内のギャラリーでも実に多くの展覧会が開催された。 Abet Laminati社では2年前よりSottsass Associatiとメラミン化粧板の新柄開発プロジェクト「Monitor Laminates」を始め、今回28柄のコレクションを発表した。これらのデザインは全てコンピューター上で作成され、「光」によって様々に生まれ変わる「色」を表現したシリーズとなった。 同名の展覧会はEttore Sottsassをはじめ、Jean Nouvel、内田繁、Marco Zaniniら9名の著名建築家・デザイナーによる新柄を使用した家具のプロトタイプを発表した。現在は使用されていない古びた教会の中で、コンピューターと人間とのコラボレーションが展開されるというミスマッチな取り合わせが逆に斬新に映る展覧会であった。 また、Droog Designによる展覧会は、遊びと皮肉とユーモアに溢れた、コンセプチュアルな作品コレクションが揃い、商業ベースの見本市とは一線を画していた。純粋にデザインを愉しむことができるという点において一際目を引くものであった。 日本からは家具ショップ・イデーの展覧会「Sputnik」が開催された。石造りの古い建物が立ち並ぶミラノの街に「Sputnik Dome」を突如出現させるといった奇抜な演出と、Philippe Starck、Claudio Colucci、Richard Huttenら、ベテランから若手まで計17名のデザイナーによる遊び心溢れる作品群が来場者の眼を楽しませていた。
■ レポートtop ■ Da Driade ■ Edra ■ Kartell ■ Magis ■ Zanotta ■ ユーロルーチェより ── Flos、Altemide ■ サテライト館より ── Kay Thoss、i made ■ 市内の展覧会より ── Abet Laminati、Droog Design、Sputnik
ミラノサローネ 公式サイト(伊・英語) http://www.isaloni.it/
[テキスト] 桐山登士樹(デザインプランナー&キューレター) 寺内明美 | |||
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