DESIGN NEWS

坂茂氏が建築界のノーベル賞「米プリツカー賞」を受賞

坂茂氏が建築界のノーベル賞「米プリツカー賞」を受賞

建築家・坂茂氏が、建築界のノーベル賞といわれる米プリツカー賞を受賞した。坂氏は、フランスのポンピドーセンター分館の設計や災害被災地での支援活動で知られ、リサイクル可能な紙の筒でつくった災害支援の建築物などが評価された。日本人では丹下健三(1987年)、槇文彦(1993年)、安藤忠雄(1995年)、SANAA[妹島和世、西沢立衛](2010年)、伊東豊雄(2013年)に続く6回目の受賞者となる。賞金は10万ドル。授賞式は6月13日、オランダ・アムステルダム国立美術館で行われる。

http://www.pritzkerprize.com/

[2014/3/26]

青山ベルコモンズが38年の歴史に終止符 [3月30日]

青山ベルコモンズが38年の歴史に終止符 [3月30日]

東京・北青山の青山ベルコモンズが3月30日に閉館する。1976年に開業した青山ベルコモンズは、青山通りと外苑西通りの交差点角地に立地する商業施設で、青山のランドマークとして知られている。地上11階・地下2階建の建物は、黒川紀章設計事務所による設計。閉館後はオフィスビルとしての展開を予定している。地下1階にテナント出店していたインテリアショップ「CIBONE AOYAMA」は近隣に移転し、5月下旬以降より営業を再開する予定。

http://www.bellcommons.co.jp/

[2014/3/26]

デザインフォーラム「TDC DAY 2014」開催 [4月5日]

東京TDC賞2014の受賞者が一堂に介し、時にはゲストもまじえ、受賞作品の背景を中心に語るデザインフォーラム「TDC DAY」が、女子美術大学杉並キャンパスで開催される。葛西薫氏、植原亮輔氏、佐藤卓氏、中村勇吾氏ほかそうそうたるメンバーが参加する6時間半のトークマラソン。申し込みは公式サイト参照。TDC賞2014の受賞作品11作品をはじめ、ノミネート作品、優秀作品をあわせた約100作品は、4月4日よりギンザ・グラフィック・ギャラリーで展示される。

http://tdctokyo.org/jpn/?p=4045

[2014/3/26]

イームズのファイバーグラス製シェルチェアが再び登場

イームズのファイバーグラス製シェルチェアが再び登場

永遠の名作「イームズファイバーグラスシェルチェア (Eames Molded Fiberglass Chair)」が、環境に配慮した素材で再び登場。4月3日よりハーマンミラーストアなど28の販売店で先行販売され、5月中旬以降から全国の正規販売店で取り扱いが始まる。イームズシェルチェアは、1950年、世界で初めて大量生産可能なプラスチック製のチェアとして誕生。当初はファイバーグラス製だったが、その後環境への問題点から製造中止となり、2000年からはポリプロピレン製に改善して再販されていた。常に新しい技術や素材の探求を重ねていくイームズの理念を受け継ぎ、有害物質を放出せず、リサイクルできるファイバーグラス素材での復刻が実現した。

http://www.hermanmiller.co.jp/News/Details/225

[2014/3/26]

日本のモノやコトを世界に発信する「100 Tokyo」オープン

日本のモノやコトを世界に発信する「100 Tokyo」オープン

経済産業省が推進する「クールジャパン」プロジェクトの一環として、日本人が海外に伝えたい価値あるモノやコトを紹介するウェブサイト「100 Tokyo」がオープンした。日本人にとっては日常的だが、海外の人にとってはオリジナリティを感じる日本のモノやコトを、ファッション、アート、食、先端技術、建築、観光地、宿泊施設、イベントなどカテゴリーやジャンルを問わず集約する。サイトは日本語と英語で併記され、グーグル翻訳を使って多言語にも対応。

http://100tokyo.jp/

[2014/3/26]

「毎日デザイン賞」を佐野研二郎氏とナガオカケンメイ氏が受賞

1955年に創設された毎日新聞の主催によるデザイン賞。インダストリアルデザイン、グラフィックデザイン、ファッション・テキスタイルデザイン、建築・環境デザイン、電子メディアデザインなどの分野において、この1年間の最も優れた成果を顕彰する。59回目を迎える今回は、佐野研二郎氏の「ほがらかなデザイン」と、ナガオカケンメイ氏の「良いものの発掘と再生」が受賞。選考委員は、造形作家・岡崎乾二郎氏、アートディレクター・葛西薫氏、建築家・内藤廣氏、プロダクトデザイナー・深澤直人氏、照明デザイナー・面出薫氏の5名。表彰式は、4月18日、東京プリンスホテルで開催される。

http://macs.mainichi.co.jp/design/m/

[2014/3/19]

チームラボの新作、変化し続ける「時に咲く花」がJPタワーKITTEに登場

チームラボの新作、変化し続ける「時に咲く花」がJPタワーKITTEに登場

東京・丸の内のJPタワー商業施設「KITTE」開業1周年を記念して、チームラボ新作のデジタルアート作品「時に咲く花」を3月21日より1Fアトリウム大型モニターで常設展示する。プログラムによってリアルタイムに描き続けられ、花が咲き、散る様子、朝晩の明るさの違い、季節の移ろいなどに合わせて変化する、二度と同じ絵をみることのない作品を作り出す。3月21日~23日までの期間限定で、「~伝統と革新~デジタルアート作品展by teamLab」も開催される。

http://www.team-lab.net/all/artlist/time_blossoming_flowers.html

[2014/3/19]

ユニクロ初のキャラクター、池袋にちなんだ「ユニブクロー」発表

ユニクロ初のキャラクター、池袋にちなんだ「ユニブクロー」発表

ユニクロは、「ビックロ」に続く国内2店舗目のグローバル繁盛店「ユニクロ 池袋サンシャイン60通り店」オープンにあたり、ユニクロ初のキャラクター「ユニブクロー」を発表。池袋にちなみ用いられることの多いフクロウをモチーフに生まれた店舗発信型のキャラクターだ。店舗3階に設置される店外向けの大型モニターにも出現し、かわいい動きで30分ごとに時間を知らせる。性格は「恥ずかしがり屋」という設定で、ユニクロの広告やWEBのほか、池袋の街に密かに登場し「さり気なく」店舗をアピールする。

[2014/3/19]

「Midtown Blossom 2014」でストリートミュージアム開催 [3月20日-4月20日]

「Midtown Blossom 2014」でストリートミュージアム開催 [3月20日-4月20日]

東京ミッドタウンでは、3月20日から4月20日の期間、春を祝う「Midtown Blossom 2014(ミッドタウンブロッサム2014)」を開催する。夜桜のライトアップや春を楽しむさまざまなイベントのほか、プラザB1のストリートをジャックして、「Tokyo Midtown Award 2013」のアートコンペ受賞作家6組のアート作品を展示。彫刻、絵画、インスタレーションなどで館内を盛り上げる。

http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/feature2014/blossom/

[2014/3/19]

元伊勢丹カリスマバイヤー藤巻幸大氏死去

元伊勢丹カリスマバイヤーで参議院議員の藤巻幸大氏が3月15日死去した。享年54歳。藤巻氏は大学卒業後、伊勢丹に入社。バーニーズ・ジャパンなどの立ち上げに関わり、カリスマバイヤーとして活躍。2003年には靴下メーカー「福助」の代表取締役社長に就任し再建に尽力。セブン&アイ生活デザイン研究所社長や、ザッパラスが運営する「藤巻百貨店」のプロデュースなど、ファッション、デザインをベースに積極的な活動を行っていた。2010年には参院選に出馬し落選。2012年に繰り上げ当選し、ファッション業界初の国会議員となった。

[2014/3/19]

三越のショッピングバッグが人間国宝・森口邦彦デザインでリニューアル [4月1日]

三越のショッピングバッグが人間国宝・森口邦彦デザインでリニューアル [4月1日]

1673年に呉服店「越後屋」として創業した三越が、1904年、日本初の「デパートメントストア宣言」をしてから110年を迎える今年、「伝統と革新の先で実る自由のシンボル」として4月1日よりショッピングバッグをリニューアルする。新デザインは、友禅作家で人間国宝の森口邦彦氏が手がけた「実り」。たわわに実るリンゴが幾何学文様で表現されている。1950年に洋画家・猪熊弦一郎氏によって生み出された包装紙「華ひらく」も継続利用し、「花が咲き、豊かに実る」繁栄を願う思いを込めて展開する。

http://www.imhds.co.jp/shoppingbag/

[2014/3/12]

マーク・ニューソンがデザインした日本刀のワールドプレミアエキシビジョン [3月20日]

マーク・ニューソンがデザインした日本刀のワールドプレミアエキシビジョン [3月20日]

世界的に有名なプロダクトデザイナー、マーク・ニューソンが日本第一級の伝統工芸である日本刀のアートピース「aikuchi(アイクチ)」をデザインした。ビジュアルデザインスタジオWOW Inc.がプロデュースし、3月20日、世界に先駆けたワールドプレミアエキシビジョンが東京・港区の東京美術倶楽部で開催される。作品名「aikuchi」は、鍔(つば)を持たない形状の日本刀「合口」のこと。マーク・ニューソンは、武器として生まれた日本刀が時代とともに変化し、平和の象徴として「お守り」的に現代へ継承されている「合口」の意味に共感し、作品へと昇華させた。世界限定10組のコレクションピース。

http://www.w0w.co.jp/aikuchi/jp/

[2014/3/12]

写真を多角的に楽しむ総合スペース「IMA CONCEPT STORE」オープン [3月15日]

写真を多角的に楽しむ総合スペース「IMA CONCEPT STORE」オープン [3月15日]

見る、読む、学ぶ、買う、飾る。写真の楽しみをリアルに提供する商業空間「IMA CONCEPT STORE(イマコンセプトストア)」が3月15日、六本木AXISビルにオープンする。「IMA Gallery」「IMA Books」「IMA Cafe」の3つの空間で構成。アート写真作品や写真集をはじめ、クリエイターや人気ショップとのコラボグッズを販売するほか、写真家や著名人、企業によるセミナーやイベントも開催。ファッション、インテリア、音楽、建築、グルメなど、ライフスタイルにこだわりを持つすべての人々が楽しめる空間をめざす。

http://imaconceptstore.jp/

[2014/3/12]

2016年の「ワールドデザインキャピタル」は台北で開催

2016年の「ワールドデザインキャピタル」は台北で開催

2年に一度開催されるデザインイベント「ワールドデザインキャピタル(WDC)」の2016年開催都市が台北に決定した。WDCは、国際インダストリアルデザイン団体協議会(ICSID)と国際グラフィック団体協議会(ICOGRADA)により世界中の立候補都市から一つの都市が選出され、年間を通して「デザイン」を軸に様々なイベントを実施する、官民をあげての一大イベントだ。トリノ(2008年)、ソウル(2010年)、ヘルシンキ(2012年)、ケープタウン(2014年)に続き、台北が5つ目の都市として選出された。

http://www.worlddesigncapital.com/world-design-capitals/taipei/

[2014/3/12]

ドイツ観光局の2014年イヤーテーマは「ユネスコ世界遺産」

ドイツ観光局の2014年イヤーテーマは「ユネスコ世界遺産」

世界中にある962の世界遺産のうち38カ所が存在するドイツ。ドイツ観光局は、2014年イヤーテーマに「ドイツにおけるユネスコ世界遺産、持続可能なカルチャー及びネイチャーツーリズム」をかかげ、プレス発表を行った。世界遺産にはさまざまな分野が登録されており、産業文化遺産であるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群もそのひとつ。構内にあるバウハウス様式の第12採掘坑ボイラー室は、現在では国際的なプロダクトデザイン賞であるred dot design awardの受賞作品を展示する美術館として公開されている。

http://www.germany.travel/unesco

[2014/3/12]

「メゾン・エ・オブジェ・アジア」シンガポールで初開催 [3月10日-13日]

「メゾン・エ・オブジェ・アジア」シンガポールで初開催 [3月10日-13日]

フランス・パリで毎年2回開催されているインテリアデザインの国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」のアジア版として、「メゾン・エ・オブジェ・アジア」が3月10日から13日まで、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズにて初開催される。同見本市は、パリの特徴である創造性や洗練されたエスプリを受け継いだもので、アジア地域のデザイン提案を重視した厳正な審査により選ばれた約180社が出展する。

http://www.maison-objet.com/asia/

[2014/3/5]

「SINGAPORE DESIGN WEEK」開催 [3月10日-16日]

「SINGAPORE DESIGN WEEK」開催 [3月10日-16日]

「メゾン・エ・オブジェ・アジア」が初開催されることもあり、盛り上がりをみせてるシンガポール。今年は同時期のデザインイベントをとりまとめ「SINGAPORE DESIGN WEEK」として展開する。3月10日からの「メゾン・エ・オブジェ・アジア」を皮切りに、3月12日にはナショナル・デザイン・センター(NDC)がグランドオープン。オフサイトイベント「SINGAPLURAL」は12日から16日まで。メインの招待デザイナーとしてクラウディオ・コルッチが参加し、屋外空間のインスタレーションも手がける。13日から16日までは東南アジア最大規模を誇るインテリアの国際見本市「International Furniture Fair Singapore 2014(IFFS)」が開催される。

http://www.designsingapore.org/sdw/Info/About_SDW.aspx

[2014/3/5]

「アートフェア東京2014」開催 [3月7日-9日]

「アートフェア東京2014」開催 [3月7日-9日]

古美術から現代アートまで幅広い作品を展示・販売する日本最大のイベント「アートフェア東京2014」が、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催される。9回目を迎える今年は、国内外から約150軒のギャラリーが出展。現代美術を中心に企画性の高いプロジェクトを展開する新セクション「G-plus」や、昨年新設された工芸やジュエリー、ファッションなど、現代の応用美術をアートの文脈で紹介する「TOKYO LIMITED」も見どころのひとつ。企画パートナーブースには、文化庁メディア芸術祭、日本芸術写真協会、巧術 AFT Classic、幻冬舎が出展する。

http://artfairtokyo.com/

[2014/3/5]

アマナイメージズが欧文フォントの世界最大手Monotypeと契約

アマナイメージズが欧文フォントの世界最大手Monotypeと契約

アマナイメージズが、世界最大の欧文フォントコレクションを持つMonotype Imaging Inc.と契約。3月3日より、クリエイティブ素材販売サイト「amanaimages.com」にて、厳選された欧文フォント150書体、約1,150フォントを販売開始した。Monotypeは世界最古かつ世界最大の欧文フォント数を誇るフォントライブラリー「Linotype(ライノタイプ)」を含め、18,000以上のフォントを取り扱うグローバル企業。HelveticaやFrutigerなどの人気書体から近年注目されるSohoなど、厳選された150書体を取りそろえ、1フォントからダウンロード購入が可能となる。

http://amanaimages.com/

[2014/3/5]

コミュニケーションロボット「Orihime(オリヒメ)」国内初の先行体験 [3月3日-31日]

コミュニケーションロボット「Orihime(オリヒメ)」国内初の先行体験 [3月3日-31日]

独り暮らしや入院など、距離や身体的問題で家族や友人たちと会えなくても、その人と一緒にその場にいるかのように感じることができる、自分の分身のようなコミュニケーションロボット「OriHime(オリヒメ)」。2012年に発表され話題を集めたOriHimeが、マーチエキュート神田万世橋で一般公開されている。期間中3月3日、8日、22日、30日には、製作者である吉藤健太郎氏によるデモンストレーションも実施予定。

http://www.maach-ecute.jp/eventspace.html#26

[2014/3/5]