ワコムのツールが見せてくれる、
未来につながるクリエイティブの地平
2014/10/22 UPDATE
ビューティ関連のパッケージデザインやブランディングに関わることの多いデザイナー・河野剛史氏は、オフィスだけでなく様々な場所でクリエティブ作業を行う。直近のプロジェクトでは京都でモデル撮影をディレクションし、帰社してすぐさま、写真の風合いや色味を調整するといった作業をこなした。そんな河野氏に試してもらったのがワコムのクリティティブタブレット「Cintiq Companion」だ。多くのプロフェッショナルクリエイターが愛用する液晶ペンタブレット「Cintiq」にWindows 8が搭載され、どんな場所でもクリエイティブな作業が可能。「Cintiq Companion」によって仕事のプロセスはどのように変わりうるのか、想像を膨らませてもらった。
Vol.2時と場所を選ばず、精度の高い作業を実現してくれる「Cintiq Companion」
河野氏 : 本来ならオフィスでじっくり進める写真のレタッチ作業を、撮影現場で行ってしまうこともできますね。普段から色面の調整にはペンタブレットを使っているので、モバイル感覚でペン入力ができるというのは僕にとって好都合。そして、画面に描いていく感覚はペンタブレットとは違うダイレクトさがあり好感が持てます。
仕事の効率化という意味でも、非常に有用なツールだと感じます。しかも撮影現場で「Cintiq Companion」を使えば、僕だけでなく、制作チーム全体に良い影響があると想像できます。写真のどの部分をどういう風に調整していこうとしているかが画面を通して全員で共有できるので、それぞれの思い描いているイメージの食い違いを避けられる。仕上げは全て僕にまかせて下さいというのではなく、全員で直感的に意見を述べ合えることで、クライアントさんからの信頼度も高まると思います。
現場のツールが一つ減ることで移動も楽になりますし、使い慣れたPhotoshopがフルに使えるのでクリエイティブ作業も妥協する必要がない。先日の京都の撮影であれば「Cintiq Companion」とカメラさえ持っていけば、多くのプロセスを現場で終えてしまうことだってできるでしょう。
太刀川氏 : 僕たちはどのプロセスにおいても質の高いプロフェッショナルでありたい。そのためには仕事のフローをクライアントさんと共有していくことが非常に大切なんです。「Cintiq Companion」を使うことで、作業プロセスがとてもオープンになる。発注から完成まで、常にクライアントさんとビジュアルやアイデアを共通し続けることで、お互いの信頼度も増すと思うんですよね。
持ち歩きに好都合な「Cintiq Companion」。これを使用することで、仕事そのもののあり方が激変するかもしれないと、河野氏は付け加える。
河野氏 : 移動中、ガリガリとラフスケッチを描いてしまい、カフェで一息ついて仕上げてしまう、というプロセスだって想像できます。ネットに接続して途中まで描いたビジュアルを誰かにすぐ送り、作業を引き継ぐなんてことも容易にイメージできる。仕事をする上で、場所と時間の制約を受ける場面が飛躍的に少なくなると感じますね。
何時間でも根を詰めて作業を行うことの多い河野氏にとって、画面でダイレクトに操作できる「Cintiq Companion」は作業効率アップにも貢献。作業時間の短縮が期待できると語ってくれた。