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12カ月のパリ
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第14回 (2)
La nuit blanche 白夜





近代美術館の噴水広場で披露されたのは、アメリカ人アーティストのポール・ファイファーとアンジュ・レチアの作品で、日の出の写真が噴水の水面と呼応する、という設定。そして、セーモン・タカハシとマーク・レッケイのノマディック・サウンドが、夜空に反響していた。実験的というのだろうか、アンバランスな音が収集されており、都会を象徴するかのように感じられた。 【写真 8〜12】

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【 8 】 アメリカ人アーティスト、ポール・ファイファーとアンジュ・レチアの日の出の写真
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【 9 】 セーモン・タカハシとマーク・レッケイのノマディック・サウンドも演出のキーポイント
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【 10 】 パレ・ド・トーキョーの水面、後ろはセーヌ川とエッフェル塔
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【 11 】 見下ろすような位置から演出を楽しむ観衆
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【 12 】 噴水を挟んで対象的にある近代美術館は、プールのような照明に照らしだされていた







「静かに牛乳をなめるネコ」の映像が、近代美術館の正面ポーチの壁面に映し出されていた。ピーター・フィシュリとデーヴィット・ヴァイス(スイス)は、写真やビデオに納める被写体が、日常的かつ現実的な要素を持つものをテーマにしている。そして、最も当たり前の中に潜む突飛な光景を探る。この日のために選ばれた作品は、Busi(1995年作)であるが、既にニューヨークのタイムズスクエアにおいても上映されている。都会の騒々しさと、ひたすら皿の牛乳をなめるネコが、同じ環境に存在することで、強いコントラスト効果を招く。 【写真 13】





【 13 】 ピーター・フィシュリとデーヴィット・ヴァイス 「静かに牛乳をなめるネコ」




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