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2008 ミラノサローネレポート
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【 伊藤福紫 】ミラノサローネレポート



BOMBEY SAPPHIRE賞

ZONA TORTONAのMy Own Galleryで開かれた、ボンベイ・サファイア賞はガラスを素材とした、プロ・アーティストを対象とした賞で6年継続している。BOMBEY SAPPHIRE 財団が開催していて、カリム・ラジット、トーマス・ヘザウィック、ロン・アラッドをはじめ8人の著名なデザイナーが審査員として参加している国際的に重要な賞である。
今回は日本人アーティスト東恩納裕一氏が受賞した。ガラスという概念をするりとはずしたその作品は、丸型蛍光灯を39個組み合わせて作られたシャンデリア。意表をつかれた観客者たちの驚きが伝わってくる。
日常的素材をつかって豪華さを演じるというだけあって、視覚的美しさが同時に存在している。概念と美の融合度が高い点が群をぬいていた。


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水ともこさんの作品展示

水ともこさんは長年ミラノで活躍しているインダストリアルデザイナーだ。家具から照明までてがけていて、素材の幅が広い。CAPPELLINI社、SAWAYA&MORONI社、HORM社、METEA社などいろいろな企業のデザインを手がけている。
今年はサローネ会場のBONACINA VITTORIIO 社に出品していた。TAIKOと名づけられた、なんともかわいいスツールである。
基本は籐の生成りのもので、それはそれでやわらかくシックであるが、着彩されたものは若々しく、ますます軽やかで、さまざまなタイプのスペースに適合するものだ。室内だけでなく、野外の緑の中でも映えるし、プールサイドにもよさそうだ。移動性も抜群。籐というクラシックな素材を、モダンに変身させた逸品である。
この会社とは3年になるが、クリスタルガラスの製品は シカゴのデザインミュージアムのコレクションにノミネートされた。

関連ページ → 「桐山セレクション 注目のデザイン&デザイナー」


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