Niessing | 伝統と革新のデザインの融合　ドイツのコンテンポラリージュエリーにみるクラフトマンシップ (4)

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伝統と革新のデザインの融合　ドイツのコンテンポラリージュエリーにみるクラフトマンシップ

伝統と革新のデザインの融合
ドイツのコンテンポラリージュエリーにみるクラフトマンシップ

2012/04/25 UPDATE

Vol.4バウハウスの流れをくむ究極のシンプル
受け継がれるブランドフィロソフィー

Niessingが掲げるブランドフィロソフィーの根幹にある「形態は機能に従う」というバウハウスの理念は、突き詰めれば必然的にシンプルなデザインへと辿り着く。形状、素材、技術という、モノ作りに必要な極々基本的な原理によって成り立っているジュエリー達は、簡単に言えば余計なモノは一切省かれている。高い技術によって生み出される素材の特性によって形状は自然と導かれるからだ。これは、地金から自社内で製造しているからこそ可能なアプローチ方法と言えるだろう。
1873年の創業以来、最新テクノロジーを取り入れながら発展してきたNiessing。その技術革新に対する積極的な姿勢は、ステンレススティール製のジュエリーにも見ることができる。

Abacus ─ アバックス ─ 11.5mmのワイドなスティールリングのスリットで、ゴールド、スティール、カラーストーンなど小さな3つのボールがくるくると回転しながら動き回る。つい指で触れたくなる好奇心を駆り立てるデザインだ

ステンレススティールの特徴は、劣化しにくく強度も高い点。ジュエリーに用いる金属として適したマテリアルであるステンレススティールは、高い冶金術を駆使する職人達にとっては、希少金属であるゴールドやプラチナと同様に魅力的な存在だ。
伝統を大切にしながらも、常に新しい魅力をジュエリーデザインに加え続け、妥協を許さずに向き合う真摯な姿勢。ドイツ西部、国境近くの美しい中世の都市、フレーデンに創業して以来約140年の永きに渡り受け継がれるデザイン哲学は、今もマイスター達の卓越した技術力に支えられながら、革新的ジュエリーを創作し続けている。

In.love ─ イン.ラブ ─ つながりや愛を象徴するサークルを、ふたつのリングにそれぞれゴールド、プラチナ、ホワイト、ダイヤモンドの4種類が半円で描いた。シンプルながらふたつのリングを合わせれば真円となるギミックも楽しむことができる

東海エリア初、NiessingのコンセプトショップOPEN

2012年4月13日、国内3店舗目、東海エリアでは初となる直営店「ニーシング名古屋」がオープンした。店舗デザインを手掛けたのは、ドイツ・ケルンをベースに活躍する新鋭デザインユニット「ドレイフォーム」。白を基調としたシンプルな空間に、あたたかみのあるインテリアがNiessingの世界観を投影している。
オープニングを記念してドイツから来日した職人による実演制作や、チャリティ販売、新作や限定品の発表も行われた。バウハウスの理念を受け継ぐ機能美と造形美を兼ね備えたジェエリーをぜひ名古屋でもお楽しみいただきたい。

東海エリア初、NiessingのコンセプトショップOPEN