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レポート
2004 ミラノサローネ
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Kartell トランスペアレンシーはお馴染みフィリップ・スタルク
MAGIS コンスタンチン・グルチッチのワン・ファミリーの新版
9号館サテリテには若い世代で溢れる
ミラノサローネのオープニングは、カッペリーニから始まると言っても過言でないほど毎年センセーショナルな話題を提供していた。そのカッペリーニが突然姿を消した。よく探すと、かつての会場スーパースタジオから二百メートル程離れたステファノ・ジョバンノーニの新しいスタジオの1階、中2階を借り、ひっそりと会が進行していた。ジュリオ・カッペリーニと面識のある私は、特別に入れてもらったがその場で目にしたものはイタリアビジネス界の象徴的なシーンであった。ポルトロナ・フラウのオーナーMrフラウが、集まった関係者150人程度を前にして静かに語り始めた。内容は、企画製作はこれまでどおりカッペリーニが行い、ディストリビューションは世界に販売力を持つフラウが行うと内容であった。一晩に1万以上もの人々を集めたあのカッペリーニは、過去のものとなった瞬間だった。
左:MAGIS マルセル・ワンダースの可愛いテーブル
右:MAGIS エーロ・アルニオの玩具は私も欲しい
17年連続してミラノサローネに通い続けてきたが確実にイタリア産業界に変化が起こっている。それはEU統合以降、一段とビジネス色が強まりマーケットが肥大化した。しかし、もともと適正なバランスシートの上に形成されてきたイタリア企業にとって、この急速な成長を維持するには新たな投資が必要であった。体力がある企業は生き残り、そうでない企業は脱落していく、産業編成が起こっている。経済アナリストではないが間違いなくイタリア企業はマイナス成長へ向かっている。
左:XO フィリップ・スタルクのパターンの椅子
右:ceccotti 芦原ヒロコさんデザインのドレッサー
1.ミラノサローネ速報
2.今年の傾向
3.ミラノ市内の様子
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