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レポート
2004 ミラノサローネ
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zanotta イラリア・マレーリ、ディアナ・エンジェルのテーブル
edra フェルナンド・ハマベルト・カンパーナのアートのような椅子
agape 今年はデザインを一新しキュートな展開
ロシアの建築雑誌「MONITOR」 日本からは建築家渡辺誠氏が参画
こうした背景からか商品開発できる力ある企業は限られ、今回のサローネの展示商品の多くは、過去の素材違いのデザインであったり、バリエーション展開である(キッチン、オフィスは除く)。また、オリジナリティを大切にしていたイタリア企業もこの数年はヒット商品もどきを作る会社も多くなった。みんながビジネスだけを追い求める。かつて私達を魅了したイタリアデザイン界の層の厚さやデザインムーブメントを発していく力は確実にパワーダウンしている。皮肉にも今年から「ミラノサローネ」から「ミラノデザインウィーク」に名称が変わった。展示や展覧会がミラノ市内へ広がったことによる変更であろうが、だんだん尖ったところが消えていくのが寂しい。
左:ポリサイトは二年連続で参画
右:トネリコのデザインは完成度が高い
左:Artek アルヴァ・アアルトのARMCHAIRS 41 “Paimio”微妙なしなりが心地よい。
右:VIAもデザイナープロモーションに力を入れている
今年の傾向を5点上げてみたい。
1.
企画力、デザイン力が突出しているMAGISは注目。なかでも「Me Too」コレクション(子供用家具)はあらたなマーケット創出か。
2.
企業力、資本力では郡を抜くドリアーデ、B&Bの新作はさすが。なかでもアントニオ・チッテリオの一連の新作は完成度が高い。
3.
デザイン的には混迷。昔のようにトレンドが絞れずあらゆるテイストが混在する。
4.
実績のある実力デザイナーの安定感が相変わらず目に付く。パオリシア・ウルキオラなど数人の新人デザイナーの今後に注目。
5.
注目のサテリテは、ヤングデザイナー440名が参加し盛況。しかし、プレゼンテーション能力の低さが心配。
左:B&B ltalia アントニオ・チッテリオの完成度は非常に高い
右:Alias ミケーレ・デ・ルッキのアルミの押しだしが美しいLAYOUT
1.ミラノサローネ速報
2.今年の傾向
3.ミラノ市内の様子
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