20年以上に渡りミラノで活躍する伊藤節+伊藤志信、今年は8つの展示に参加

20年以上に渡りミラノで活躍する伊藤節+伊藤志信、今年は8つの展示に参加

ミラノのスタジオ・アルキミアを経て建築家アンジェロ・マンジャロッティと共同、1995年より自身のデザインスタジオを開設以来、ミラノで活動する伊藤節氏。1997年より伊藤志信氏と共にデザイン活動を行っている。今年のミラノデザインウィークでは、8つの展示に参加している。

洗面周りの陶器製品を作るトルコのメーカーVitrAのBATH TIME GOOD TIMEという展示では、トイレスペース「TIME AND MOTION」を提案。イタリアのSTAY GREENからは、段ボールを使ったソファ「BOTTO」とチェア「STAY」。日本のアイシン精機からは、ミシンを二人で使うシーンを想定したワーキグテーブルとスツール「TORTA」を発表する。

ミラノサローネ会場のロー・フィエラミラノでは、イタリアの家具ブランド3つから新作を発表する。
Désirée – Gruppo Euromobilからは、脚のテクスチャーに特徴があるローテーブルとコーヒーテーブルシリーズ「SABI」、大理石の天板を2枚持つサイドテーブル「YORI」、ベースが収納を持つベッド「SHELLON IN」。木製家具ブランドRiva 1920からは、脚がスチールの多面体で天板がシンプルな無垢材のテーブル「KU’KI」。Adrenalinaからは、レセプションやミーティング、ワーキング、ベッドルームなど様々な状況を想定したパーティションと一体のモジュラーシステム家具「MAJI」。

その他、市内のイベントHANDS ON DESIGNでは、京都MARUYOSHIのガラスに漆で線を描く技法を生かしたグラス「DONDOLINO – MARUYOSHI」、宮城県花巻市おがつ石のプレート「TRACCIA – OGATUISHI」、有田焼のプレート「GIRDINO SASSO – RISO GAMA」を発表。実験的な展示が多いことでも知られるファブリカ・デル・ヴァポーレのMILANO MAKERSでは、抽象的な形状をしたアートピースのポット「HYBRID FAMILY」を発表する。