広告賞受賞作やプロトタイプまで一気に集まった「カヤックのしごと展」

広告賞受賞作やプロトタイプまで一気に集まった「カヤックのしごと展」

面白法人カヤックという会社をご存知だろうか?「つくる人を増やす」を経営理念に掲げ、ユニークなネットサービスや取り組みをしてきた会社だ。

その面白法人カヤックが、1月17日に渋谷ヒカリエホールで「1社だけの合同説明会」という会社説明会を開催した。多数のカヤックメンバーがブースを出展して、独自の視点で就職活動者に語るというものだ。

17時頃の入場時点で内定獲得者がすでに2名

17時頃の入場時点で内定獲得者がすでに2名

今回の本題はそちらではなく、同時開催されていた「カヤックのしごと展」についてお伝えしたい。同イベントはこれまで彼らが制作してきたプロダクトを一気に展示、広告賞受賞作やプロトタイプにまでふれることができるイベントだ。当日はかなりの盛況ぶりだったので、すべてのプロダクトにふれることができなかったが、いくつか印象に残ったものを紹介したい。

【CAP DJ】広告電通賞モバイル・コミュニケーション部門最優秀賞、ペットボトルのキャップで遊べるスマートフォンゲーム。アプリをダウンロード後、専用シールをキャップを貼りつけ、アプリ上に乗せてスクラッチすることでDJ体験ができるというもの。ペットボトルのキャップのリサイクル促進が目的で、ゲームの中ではキャップがリサイクル後に変わる様々なアイテム(ワクチンや事務用品などのプラスチック用品)がアニメーションで挿入されていて遊び心がきいている。

ペットボトルのキャップで遊べる、DJエンターテイメントゲーム「CAP DJ」

ペットボトルのキャップで遊べる、DJエンターテイメントゲーム「CAP DJ」

【FONTA】文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦、約7,000人のユーザーの参加でひとつのフォント(書体)をつくるWEBサイト。ユーザーが任意の一文字を手書きでデザインでき、他のユーザーが作成した文字とともにサーバに蓄積されていく。できあがったフォントをインストールして、Webフォントとして実際に使用可能だ。文字数が多い日本語だからこそ多種多様な文字のフォントができあがる。

ひとり一文字手書きして、みんなでフォントつくる「FONTA」

ひとり一文字手書きして、みんなでフォントつくる「FONTA」

【スタジオジドリ】普段、自撮りに抵抗がある人に向けたサービス。顔の認証システムを使ってユーザーの顔が鳥にされて、地鶏になった気持ちで自撮りできるというもの。リアルタイムで表情トラッキングをしているので、それぞれの個性から自分だけの地鶏が現れる。

地鶏の気持ちになって筆者も「スタジオジドリ」で自撮り

地鶏の気持ちになって筆者も「スタジオジドリ」で自撮り

【すごい天秤】「新しい住まいさがし体験」をコンセプトに開発したプロダクト。専用のキーボードで駅名を入力して、天秤の片方に「家賃」の分銅、もう片方に「条件」の分銅を載せると検索を開始する。希望条件を満たした物件があれば天秤が釣り合い、なければ天秤が傾く仕組み。

新しい住まいさがし体験がコンセプトの「すごい天秤」

新しい住まいさがし体験がコンセプトの「すごい天秤」

物件数表示用ニキシー管に検索結果が表示される

物件数表示用ニキシー管に検索結果が表示される

【トレフィー】振っている(トレーニングしている)間だけ、トロフィーの残像が表示される。優勝してもトレーニングを怠るとトロフィーが見えなくなるので、「勝って兜の緒を締めよ」的なメッセージ性を込められたデバイス。

WWW杯(IT企業によるフットサル大会)トレフィー

WWW杯(IT企業によるフットサル大会)トレフィー

振っている(トレーニングしている)間だけ、トロフィーの残像が表示される

振っている(トレーニングしている)間だけ、トロフィーの残像が表示される

などなど、ほとんど冗談からスタートしたようなプロダクトもあり、とにもかくにも「とりあえずつくってみよう」の精神に溢れていてる。ユーザーをどのように楽しませるか、どのような体験を提供するか、その仕掛けやサービスをつくることに情熱を注いでいる面白法人カヤックはやはり面白かった。

ちなみに、この日の来場者数は約900人、最終面接ブース参加者は27人、当日内定を勝ち取った人は2人とのこと