鈴木康広による「ファスナーの船」が、隅田川で11月8日まで航行を実施

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「隅田川」「北斎」をテーマとした企画を区内各所で展開するアートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称すみゆめ)にて、アーティスト・鈴木康広の「ファスナーの船」が10月31日から11月8日まで隅田川で航行を実施する。

「ファスナーの船」は、鈴木康広が飛行機の窓から東京湾を見下ろしたときに、海を進む船と航跡がファスナーのように海(地球)を開いているように見えたことから着想した作品。2018年に初めて隅田川での航行を実現し、吾妻橋から桜橋の間を往復する船の引き波が、川の水面をファスナーが開いているように見え、そのユニークな姿が人々の注目を集めて大きな話題を呼んだ。

今回は、都市の境界線としての役割を担っている隅田川を「ファスナーの船」が開いたり、つないだりする、すみゆめを象徴する企画として実施。あわせて、ドローン空撮による映像公開や、隅田川を走る「ファスナーの船」の写真を広く募るなど、Webギャラリーでも展開される。

https://sumiyume.jp/event/zipfastenership2020/