美男におわす

美男におわす

「美男におわす」は、絵画をはじめとする日本の視覚文化に表された美少年、美青年のイメージを追い、人々が理想の男性像に何を求めてきたかを探る試みです。

日本美術史において「美人画」とよばれることの多い女性像は、江戸時代の浮世絵や近代絵画において隆盛をきわめ、現在も高い人気を誇っています。一方、男性像に目を向けると、その時々の社会情勢や流行、男性観などが反映された作品が数多く存在するものの、「美男画」といった呼称でひとくくりにされることはありませんでした。

与謝野晶子が鎌倉の大仏の姿に自分なりの「美男」を見いだしたように、人々は男性像に理想を投影し、心をときめかせてきました。あるときは聖なる存在として、またあるときは憧れのヒーローとして、あるいは性愛の対象として、さまざまな男性像が制作され、受容されてきたといえます。しかしながら、美術史の分野において、男性を美しいものとして表現すること、見ること、そして語ることには、まだ十分な光が当たっているとはいえません。ライフスタイルや嗜好が多様化した現在、果たして「美男画」との出逢いはどのようなものになるでしょうか。

いざ、増殖する美男の園へ。美男をめぐる旅をはじめましょう。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

※会期中、一部作品の展示替えあり
前期:2021年9月23日(木・祝)~10月10日(日)
後期:2021年10月12日(火)~11月3日(水・祝)

開催期間 2021/09/23(木)~2021/11/03(水)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:30(入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日
入場料 一般1,200円/大高生960円
参加アーティスト 今村紫紅、入江明日香、狩野惟信(養川院)、菊池契月、高畠華宵、谷文晁、豊原国周、蕗谷虹児、松岡映丘、松本楓湖、松元道夫、安田靫彦、山岸凉子 他
会場
  • 埼玉県立近代美術館
  • 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
会場電話番号 048-824-0111
会場URL https://pref.spec.ed.jp/momas/
詳細URL https://pref.spec.ed.jp/momas/handsome-men-they-are