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建築、内装、インテリアなどJDN編集部が厳選した空間デザイン事例

西三国の家

都心に居をかまえる、木の箱のような平屋
■デザインコンセプト
担当 堤 庸策・堤 円佳 /arbol 一級建築士事務所


大阪市内に住む、定年退職されたご夫婦のための平屋の戸建て住宅です。施主の主な要望は、庭が眺められる部屋・プライバシーの確保・居間に掘りごたつの設置などでした。そこで私たちが提案したのは、家の機能を2つのボリュームに分けて廊下で繋ぎ、その間にS字形の中庭を配置し、プライバシーと防犯の観点から庭と2つのボリュームを塀で囲った一種のコートハウスです。

外部空間を居室に寄り添うように分散してとることで、どの部屋からも表情豊かな独自の庭の景色をもつような構成となっています。構造的には、周囲の外壁と居住空間を梁で繋ぐ事により一体とし、木造在来工法で無理なく計画出来るようにし、コストに配慮しつつ内部の開口は開放的になるように計画しました。

機能面では将来的にバリアフリー対応できるよう、引き戸、廊下やトイレの幅、寝室の位置などに配慮し、外部の洗濯物干しスペースの上部には透明のポリカーボネード屋根を設置して雨を防いでいます。

プライバシーを確保するためにスギ板の塀に囲まれた木の箱のような家は、外部に対して閉鎖的な構えですが、部分的にルーバーにして風と光を取り込むみ柔らかな印象を作り出す計画としました。

内と外との心地よいバランスを保ちつつ、都心にありながら森の中の一軒家を彷彿させる豊かさを生み出しています。

(2014年度グッドデザイン賞 受賞)
所在地 大阪府大阪市淀川区西三国
敷地面積 169.24m2
延床面積 91.70m2
構造 木造
工事期間 2013年3月〜2013年7月
基本設計・実施設計・現場監理 arbol
実施設計 FLAME
施工 株式会社 住まい設計工房
外構 荻野寿也景観設計
コーディネート arbol
撮影 下村康典
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