自転車文化センター

自転車の歴史や文化を身近に感じられる施設

デザインコンセプト
担当:柴田祐希・加藤直樹・住吉かほり

オープンで親しみやすい施設にするため、展示室と収蔵室を同じ部屋とし、家具を建築的なスケールまで引き延ばして空間を覆い尽くしました。高さ5mの巨大な棚は所蔵量を可視化し、本施設の調査収集等における活動の豊富さを空間的に表現しています。

また、54段の引き出しは自転車や部品の展示・収蔵の役割を果たし、ガラスのショーケースとは異なった見る楽しさや親しみやすさを演出しています。引き出しの上部は、床としての強度も備え、廻り回れる動線を作ると同時に観る楽しさを演出しています。

上記の造作家具により、展示と収蔵が一体となり、訪れた人が自転車の歴史や文化をより身近に感じられることを望んでいます。

所在地 東京都品川区上大崎3-3-1 自転車総合ビル1F/B1F
オープン 2014年4月2日
設計 柴田祐希/TANK
加藤直樹・住吉かほり/建築設計加藤住吉一級建築士事務所
ロゴ・デザイン 天野和俊/天野和俊デザイン事務所
施工 TANK
床面積 233m2(1F 133m2 / 1F 路面 25m2 / B1F 75m2
撮影 kentahasegawa