東京銀座資生堂ビル - 和と洋をつなぐ、表玄関

明治5年の鉄道開通により、東京における西洋文化流入の玄関口となった銀座。その地に明治35年創業してから、西洋の食文化を日本に紹介し、本物へのこだわりに貫かれた美味しさを届け続ける資生堂パーラー。

資生堂が培ってきた食文化の表玄関とも言える佇まいを感じていただけるように、和の伝統である「のれん(大窓)」と「行灯(小窓)」をイメージして、お客さまをお迎えします。

「のれん」は、資生堂パーラーの包装紙やレストランのテーブルクロスなどに使用されている唐草模様を全面にあしらい、和の文化との融合を意図しています。「花椿ビスケット」「季節の果物」をそれぞれモチーフとし、レーザーカッターでレースのように細かく彫刻した紙製で、風に揺らぐ演出をしています。

「行灯」は、資生堂パーラーのお菓子や「銀座本店 サロン・ド・カフェ」、「BAR S(バー エス)」のメニューをモチーフとし、遠くからでもお客さまへの目印となるお出迎えの明かりを灯します。西洋のモチーフを平面的な木の板と立体的な和紙成形で形作り、近寄った時の視覚的な面白さを追求しました。

撮影日:2016年4月26日

展示期間 2016年4月1日~7月1日(予定)