ジャパンデザインネットのトップページ
リポート
SHIGERU UCHIDA 桑沢デザイン研究所
 ジャパンデザインネット
 内田繁 KDS所長に就任
 
 

広義な教育狭義な教育未来を見据えた教育講師陣の編成就任パーティ


SHIGERU UCHIDA 桑沢デザイン研究所


内田繁が、桑沢デザイン研究所の所長(学校長)に就任した。

1987年に毎日デザイン賞、2000年には芸術選奨文部大臣賞、そして2007年、インテリアデザイナーとして初の紫綬褒章を受賞。名実ともに、日本を代表する存在として国内外で幅広く活躍している。

商業空間、ホテル、レストラン、バー、住宅、プロダクト、椅子といったデザイン活動。各国の主要デザイン教育機関での教授と講演、多くの美術館でのコレクション。日本の美意識が集約した茶道への関心の積み重ねは、三つの茶室として結実、ミラノ、デンマーク等を巡回。また、自身の事務所では多くの後進を育て、人材を輩出している。

1966年に桑沢デザイン研究所を卒業した内田。
40年以上のデザイン活動を経て、日本というローカリティに立脚したグローバルな視点は、何を見ているのか?
何を求め、どのようなデザイン教育をしていくのか?

哲学と目指す実践を語る内田の言葉。
喚起するのは、我々も信じるデザインと未来の可能性だ。



2008年、4月より桑沢デザイン研究所、所長に就任いたしました、内田繁です。
私はこれまで多くの大学・国内外のデザイン教育機関で教育を実践してきましたが、桑沢デザイン研究所所長就任にあたって、今までの経験をふまえて私の考えるデザイン教育の在り方を述べたいと思います。

[広義な教育]と[狭義な教育]
デザイン教育には[広義な教育][狭義な教育]とがあります。

広義な教育とはまず[デザインとは何か…]を考える教育です。
私はデザインとは[人間・社会・自然]など、人間を取り巻くすべてを結びつけ、社会に実際性を与える文化的行為だと考えています。そして、その目的は[人びとが幸福になるためのもの…]だと考えています。それは決して人を不幸にするものではありません。しかし、ひとたび人の幸福のためと考えたときから、さまざまな難しい問題が浮び上ります。
[人は何をもって幸福といえるのか…]、このことがデザインの命題となります。
そのためには、まず[人間とは何か…]を考えなくてはなりません。それは社会における人間の問題、たとえば[人は一人で生きられるのか…]といったこと、あるいは人間と自然との関係について[人は自然のなかに生きてる…][人こそ自然の一部である…]といったことを考えなくてはなりません。そのためには、私たちを取り巻く人間・社会・自然をよく観察し、その本質を考え、デザインを通しての実際性を考えるのが[広義なデザイン]だと考えています。


 
  top  
  1  
  2  
  3  
  4  
 NEXT


JDNとは広告掲載について求人広告掲載お問合せ個人情報保護方針ウェブサイト利用規定サイトマップ
デザインのお仕事コンテスト情報 登竜門展覧会情報

Copyright(c)1997 JDN
このwebサイトの全ての内容について、一切の転載・改変を禁じます。