ミラノサローネ特集 さまざまな企業やデザイナーの出展情報や見どころを紹介
長坂常の新作家具シリーズ「ColoRing」
長坂常(スキーマ建築計画)が、日本の伝統技法を応用したカラフルに浮かび上がる年輪模様の家具「ColoRing」を発表
2013/05/15
JDN編集部
ミラノサローネ期間中、世界中から集まった多くのデザイン関係者でにぎわうギャラリーSpazio Rossana Orlandiで、長坂常の新作家具シリーズ「ColoRing」が発表された。
カラフルに浮かび上がる年輪模様の「ColoRing」
ミラノ市内にあるギャラリー&デザインショップ「Spazio Rossana Orlandi」には、才能あるデザイナーや作品との出会いを求めるバイヤーやメディア関係者が世界中から集まり、連日多くの人でにぎわった。
長坂常(スキーマ建築計画)は、そのロッサーナ・オルランディで新作家具シリーズ「ColoRing」を発表。日本の伝統技法を応用した、カラフルな年輪模様のテーブルやチェア、ベンチ、棚など10数点を展示した。
日本の伝統的な木工技法の「ウヅクリ」と、青森の津軽塗をミックスし、木の表面に3色の年輪の模様が浮かび上がる新しい手法だ。ポーターズペイントから塗料提供を受け制作している。
Jo Nagasaka「ColoRing」 開催概要
開催期間 | 2013年4月9日(火)~ 4月14日(日) |
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会場 | Spazio Rossana Orlandi |
公式サイト | http://schemata.jp/ |
長坂常 / スキーマ建築計画
建築家。東京藝術大学美術学部建築学科卒業後スタジオスキーマ(旧名)設立。2007年事務所を中目黒に移しシェアギャラリー兼オフィスであるhappaを設立し活動する。スキーマ建築計画は長坂常を中心に「場」を作ることを目的とし活動するデザインチーム。主な作品に「kitchen cafe cube」「Sayama Flat」「円山町の部屋」「奥沢の家」「Flat Table」「はなれ」など。